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猫がうっとり♡ 飼い主さんも助かる「またたび」ってどんなもの?

「猫にまたたび、お女郎に小判」ということわざはご存じですか? 大好物を例えるときによく使われるのですが、こんな言葉が使われるほど、多くの猫はまたたびが大好きなようです。
今回は、またたびの基礎知識や上手な使い方、使用する際の注意点についてご紹介します。

押さえておきたい! またたびの基礎知識

またたびで遊ぶマンチカン
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
まずは、またたびがどんなものか確認しておきましょう。

またたびとは?

またたびは、マタタビ科マタタビ属のつる性の植物です。日本では、北海道から九州で見ることができ、夏には白い花を咲かせます。
秋になると、楕円形の実をつけるのですが、その果実からまたたび酒を作ることができます。疲労回復などの効果があるといわれ、健康酒として利用されているそうですよ。

またたびの成分は?

猫用のまたたびは、果実を乾燥させて粉末状にしたものが一般的ですが、その中には、マタタビラクトン類やアクチニジン、プレゴンという成分が含まれています。

猫にまたたびを与えると、それらの成分が猫の神経系に作用し、くねくねと転がったり、頭や体をこすりつけたりするしぐさが見られることが。まるで、酔っぱらっているかのような動きをしますが、お酒に酔っている状態とは異なり、その反応の程度も、猫によって個体差があるといわれています。

またたびって、どんなときに使うの?

またたびキッカーで遊ぶキジトラ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
またたびは食べ物のように必要不可欠なものではなく、あくまで嗜好品と捉えるのが一般的です。おやつや、ごほうびとして上手に使えば、飼い主さんのお助けアイテムとなるでしょう。

例えば、次のような使い方があるので、参考にしてみてください。

またたびの使い方(一例)

・新しい爪とぎの場所を覚えてもらうために、粉末を少量ふりかけておく
・運動不足やストレスを解消させたいときに、おもちゃに少しかけて、興味を持って遊んでもらう
・食欲を増進させたいときに、フードに少量ふりかけて食べてもらう
 など
猫用のまたたびには、粉末タイプに加え、小枝や実、スプレータイプのものもあります。さらには、またたびが使用されたおもちゃ・グッズなども販売されているので、用途にあったものを選んで使用してくださいね。

まずは少量から! またたびを使う際の注意点

スコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
またたびを使う際には、注意も必要です。またたびは、興奮を促し、体に負担をかける場合もあるので、体調が悪い猫や、シニア猫には与えないようにしましょう。

また、初めてまたたびを使うときは、まずは少量の粉末を振りかける程度から始めるようにしてください。与えすぎると呼吸困難や心肺停止などを引き起こすおそれもあるので、少量を与え、問題がないことを確認したうえで、小枝や実などを与えるとよいですね。
与えるタイミングや方法を工夫すれば、飼い主さんとのコミュニーケーションづくりに一役買ってくれるまたたび。注意点を理解し、上手に利用してくださいね。猫の手の届かない場所で保存することも忘れずに。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「【プロが解説】猫を虜にする「またたび」のヒミツ 知らないと怖い注意点とは?」

参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【プロが解説】猫を虜にする「またたび」のヒミツ 知らないと怖い注意点とは?』(監修:ねこのきもち相談室獣医師)
文/hattori
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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