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猫はタコを食べても大丈夫? 含まれる成分と猫の健康に与える影響は

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猫がタコを食べてしまったら、健康に害はないのでしょうか?「猫にイカはあたえてはダメ」という話はよく聞きますよね。同じようなタコに関してはどうなのでしょうか。結論から言うと、猫タコを食べさせるのはやめておいたほうがいいです。


監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )

タコを食べて得られる栄養素

刺身用タコの蒸し
y-studio/gettyimages

タコを食べることで得られる栄養素は、主にビタミンE、ビタミンB12、カリウムや亜鉛などのミネラルです。

ビタミンEは強い抗酸化作用をもち、特に細胞膜などを壊そうとする活性酸素を撃退してくれます。

ビタミンB12は、神経や血液を健康に保ちDNAの形成を助ける栄養素です。カリウムは、ナトリウムを排出する作用があり血圧の維持に関わります。亜鉛は、肝臓のはたらきを助け、皮膚や毛の状態をよくしてくれる、様々な酵素の構成要素を含んでいるミネラルです。

タコを食べることで起こりうること

見つめるブリティッシュショートヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

では、猫がタコを食べてはいけない理由はなんなのでしょうか。猫がタコを食べるとき、タコに加熱処理がされていないと、多発性神経炎やビタミンB1欠乏症を発症する場合があります。また、加熱しても消化不良で嘔吐や下痢になったり、喉をつまらせたりする可能性も。呼吸困難に陥って命を落とす可能性もあります。なぜ、そうなってしまうのか詳しく見ていきましょう。

生タコは危険!ビタミンB1欠乏症にならないために加熱しよう

タコの刺身など、加熱していないタコを猫が食べるのは危険です。生のタコには「チアミナーゼ」という酵素が含まれていてます。このチアミナーゼは、ビタミンB1を分解する働きをもつものです。猫は犬よりもビタミンB1を必要とするので、ビタミンB1欠乏症になりやすいです。

ビタミンB1が不足すると、めまいやふらつきが起こりやすくなります。人間でいう”脚気”のような症状です。ただし、加熱すればチアミナーゼはなくなるので、完全に火が通っていれば食べても問題はありません。

加熱しても消化不良で嘔吐や下痢、誤飲の可能性がある

みなさんの中には、タコの独特のぷりっとした弾力、歯ごたえが好きという方も多いでしょう。加熱をすれば猫が食べても問題はないのですが、その硬さのせいで消化不良を起こしたり、誤飲して喉をつまらせたりする危険性があります。

タコ焼きに入ってるタコの大きさでも窒息してしまうこともあるので、食べたあともしばらく様子を見て充分な注意が必要です。

固形のタコ以外の栄養のとり方

おやつをもらうスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

生だと病気になるリスクがあり、加熱すると喉につまらせて窒息するおそれがあるタコ。でも、タコを食べることで得られる栄養素もあります。どうにかタコの代わりに食べられるものはないのでしょうか。猫が食べられる他の魚介類もふくめて調べてみました。

タコのゆで汁にはタウリンが豊富

タコのゆで汁にはタウリンが豊富に含まれています。火を通したタコの身はかなりの弾力で、喉をつまらせる可能性がありますが、ゆでたときの汁ならば危険はありません。猫にとってタウリンは必須の栄養素です。手作りの猫用レシピのスープや煮物のだしに使ったり、冷ましてそのまま飲ませたり、猫が口にしやすいようにあたえてみてください。

鮭、カツオ、タイなどの魚はOK

猫にあげられるお魚は、鮭、カツオ、タイです。それぞれ適量は半切れほどの少量ですが、お刺身でも食べられます。どれも調味料をかけないで、鮮度のいいものをあたえましょう。ただし、食べてもいい魚だからと人が食べてるものをあたえようとすると塩分が多すぎるので、猫用につくったものだけにしてください。

青魚は黄色脂肪症になる恐れがあり、イカ・ハマグリはビタミンB1欠乏症になる可能性があるので、タコと同じように、特に生の状態で猫に与えることはおすすめできません。

タコは食べさせるのはやめましょう

猫はお魚が好き。そういうイメージってどうしてもありますよね。でも、軽い気持ちで猫にタコをあげるのはやめましょう。
ペット用のおやつにタコの風味を含んだものがあったとしても、決してタコをあげてOKということではありません。猫の健康を第一に考えて、一緒に長い時間を共にできるように、食べられないものは把握していきたいですね。

監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )



監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )
博士(獣医学)東京大学。
所属学協会:日本獣医麻酔外科学会、日本獣医救急集中治療学会、日本麻酔科学会、日本獣医学会、日本獣医師会 / 北海道獣医師会、動物臨床医学会、日本動物病院福祉協会、日本動物リハビリテーション学会
著書:「犬と猫のリハビリテーション実践テクニック―ひと目でわかる理学療法の必修ポイント!!」(インターズー)、「動物医療チームのための痛みのケア超入門(as BOOKS)」(インターズー)など多数。

文/BE
※一部写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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