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愛猫が「胃腸炎」と診断されたらどうすべき? 獣医師が解説します!

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猫がかかりやすい病気の事は、飼い主さんならよく知っておきたいもの。この記事ではそんな病気の解説のほか、実際に体験した飼い主さんの「気になりながら聞けずにいた疑問」について重本先生が回答! 

今回は愛猫が「胃腸炎」にかかったときどうすればいいか、かかるのを防ぐにはどうしたらいいかをご紹介します。

お話をお伺いした先生

重本 仁先生
王子ペットクリニック院長(東京都北区)

季節の変わり目は要注意! 下痢や嘔吐が起こる病気

胃腸炎は、胃や腸に炎症が起こる状態をいい、猫の胃腸のトラブルのほとんどを占めています。多くのケースで嘔吐か下痢、もしくは両方の症状が現れたり、食欲不振に陥ったりします。その原因は、フードの変更、刺激物や異物の誤飲、薬による中毒などのほか、寄生虫、ウイルスや細菌、食物アレルギーなどさまざまなことが考えられます。また、季節の変わり目など寒暖差が大きいと体に負担がかかり、胃腸炎を引き起こしやすくなります。

愛猫が嘔吐や下痢をした場合は、動物病院で受診し、検査・治療を。胃腸炎には突発的に起こる「急性」と長期にわたって続く「慢性」があり、急性胃腸炎など「急性」であれば、投薬や点滴などの治療を行います。投薬期間中も、トイレの回数や猫の様子をこまめにチェックしましょう。「慢性」の場合は、炎症性腸疾患などほかの病気の可能性が。完治が難しく、継続的な治療やケアが必要になることがあります。

画像/2020年4月号「ねこの病気、そこが知りたい」

急性胃腸炎になった猫のレントゲン写真。急性胃腸炎になると細菌の発生や腸管の運動が悪くなることでガスが発生。それにより苦しくなって嘔吐をしたり、消化不良で下痢をしたりします

胃腸炎でこんな体験をしました

1年ほど前のある日、食後に嘔吐。動物病院で受診したところ、胃腸炎と診断され、「ストレスでなることがある」と言われました。そういえば、愛猫は前足をケガしてエリザベスカラーを装着。それに伴いトイレのドームをはずすなど生活環境が変わったときでした。


兵庫県 森川麻美さん ちょこちゃん(メス・5才)

ある日、食後に嘔吐。動物病院で受診したら、胃腸炎との診断を受けました。「ストレスで胃腸炎になることがある」と言われ、そういえば最近、愛猫が棚の花瓶を落として壊し、その砕けたガラスを踏んで前足をケガ。動物病院でエリザベスカラーを着けられたので、食事や排泄がしやすいようにと、いつもとは違う食器に替え、トイレもドームをはずしました。そうした生活環境の変化がストレスになったのかと思いました。

画像/2020年4月号「ねこの病気、そこが知りたい!」

ケガの傷口をなめないようにエリザベスカラーを装着。トイレの環境を変えたところ、1日半ほどオシッコを我慢してしまったことも

飼い主さんからの疑問「そこが知りたい」

ストレスが原因で胃腸炎になることもあると聞いたのですが、ストレスに弱い猫は胃腸炎になりやすいのでしょうか? 予防する方法はありますか?

ストレスがかからないよう 環境を変えないことが大切

猫はストレスを感じると、興奮して血糖値が上昇したり、胃腸炎をはじめとする病気になることがあります。そのため、できるだけストレスがかからないようにすることが大切。神経質な猫は環境の変化に敏感なので、フードや食器などは変えないほうがよいでしょう。

やむを得ず環境を変えなくてはならない場合、猫がまわりの環境に戸惑っている様子なら、獣医師と相談の上、フェイシャル剤を利用しても。ケージやタオルなど猫が頬ずりしてもよい場所にスプレーすると、その臭いを嗅ぐことで猫が安心するといわれています。

イラスト/上垣厚子

先生、ご回答いただきありがとうございました。
ご紹介した飼い主さんのエピソードは、あなたの愛猫に起こる可能性もあります。いざというときに思い出し、役立ててくださいね。


監修/

重本 仁先生(王子ペットクリニック院長)

参考/2020年4月号『猫の病気、そこが知りたい!』
文/犬神マツコ
イラスト/上垣厚子
※この記事で使用している画像は2020年4月号『猫の病気、そこが知りたい!』に掲載されているものです。

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