「動物病院が苦手」という猫もいますが…。
今回紹介するのは、Twitterユーザー
@oage_catさんの愛猫・おあげちゃん(取材当時、生後8カ月)。病院に行ったときのおあげちゃんのエピソードに、思わずクスッと笑ってしまうんです!
「ゴロゴロしちゃって心音が聞きにくいな」
とある日、おあげちゃんの避妊手術の時期を決めようと、飼い主さんがおあげちゃんを動物病院に連れて行ったときの出来事でした。
診察の順番が来て、先生がおあげちゃんに聴診器を当てて、おあげちゃんの心音を聞こうとしたところ…なんと、先生から「ゴロゴロしちゃって心音が聞きにくいな…」と言われてしまったのだとか(笑)
病院が苦手で、診察中に怖がった様子を見せる猫もいると思いますが、おあげちゃんはのどをゴロゴロ鳴らしてご機嫌な様子を見せていたのです。おあげちゃん、“大物”すぎて笑っちゃいました!
おあげちゃんについて、飼い主さんに話を聞いた!
病院で愛らしい姿を見せていたおあげちゃん。飼い主さんにお話を伺うと、病院でのおあげちゃんについてこのように話します。
飼い主さん:
「今のところ、『病院=嫌な場所』にはなっていないように思えます。あの日の出来事ですが、おあげは触られることがとても好きなので、先生に触ってもらえて嬉しかったのかもしれませんね(笑)」
診察の待ち時間中も、飼い主さんがおあげちゃんのことをなでていると、おあげちゃんはゴロゴロ言っておなかを見せてくれることもあるのだとか!
病院でとてもリラックスした様子を見せているおあげちゃん。ほかにも、病院でのおあげちゃんの行動に、笑ってしまったことがあるといいます。
飼い主さん:
「診察室に入り、私がキャリーバッグからおあげを出して抱き上げようとしたところ、おあげはピョンと自ら診察台に乗ったことがあったんです。先生は『診察台に自分から乗っちゃうんだね(笑)』と、笑いながら言っていましたね」
おあげちゃんってどんなコ?
病院でのエピソードからもわかるように、好奇心旺盛で社交的な性格だというおあげちゃん。“おもてなし上手”だそうで、友人に「猫ちゃんってこんなに社交的なの〜?」と驚かれるほどなのだとか。
また、おおらかで優しい性格でもあるそうで、飼い主さんはおあげちゃんの「シャー!」という声を一度も聞いたことがなく、爪を立てて傷つけられるようなことも一度もないというほど、穏やかなコなのだそうです。
【獣医師解説】のどをゴロゴロと鳴らす猫の心理
動物病院の先生の前でゴロゴロ音がスゴかったという、なんとも可愛らしいおあげちゃん。この光景から、どのようなことが読み取れるのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
岡本先生:
「猫がゴロゴロとのどを鳴らすのは、さまざまな理由があります。たとえば…
・リラックスしているとき
・幸せを感じているとき
・甘えているとき
・親子のコミュニケーションのとき
・緊張しているとき
・不安なとき
・挨拶をするとき
・体調不良のとき
などです。動物病院にきた緊張感からゴロゴロするコもいますが、今回のおあげちゃんの場合はおおらかで社交的なタイプのコのようなので、嬉しい気持ちやリラックスしている気持ちからゴロゴロしたのでしょう。飼い主さんが言うように、先生に触ってもらえて嬉しかったのかもしれませんね」
愛猫がどんなときにゴロゴロ音を鳴らすことがあるのか、飼い主さんは観察してみてくださいね!
写真提供・取材協力/Instagram(
@oage_catさん)、Twitter(
@oage_catさん)
(監修:ねこのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文・構成/柴田おまめ