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猫が太るとなぜよくないのか 飼い主さんがすべき体重管理は

ぽっちゃりとした体型の猫はかわいらしくも感じますが、猫にとっても「肥満」は健康の大敵です。猫が肥満になるとさまざまな影響が出て、健康寿命を縮めてしまう要因にもなります。愛猫が元気で長生きするためには、標準体型をキープすることが不可欠なのです。
今回は、肥満に潜むさまざまなリスクや、猫を太らせないためにやっておきたい食事や運動のことなどをご紹介します。

肥満に潜む怖いリスク

撫でられる猫
Sergey Dementyev/gettyimages

骨や関節への負担

体重が重くなると、骨や関節に負担がかかります。そのまま放っておくと関節などに痛みが生じて猫があまり動かなくなり、運動をしないと、さらに脂肪が付きやすくなるという悪循環に陥ることも。捻挫や関節炎など、治療が必要な状態まで悪化することもあるので、要注意です。

病気のリスク

猫が肥満になると、さまざまな病気を発症しやすくなります。糖尿病、脂肪肝、膀胱炎、尿結石、また、毛づくろいがしにくくなることによって、皮膚病などを発症するリスクも高まります。

心臓や呼吸器への弊害

肥満によって体が大きくなると、毛細血管も体の大きさに合わせて長く伸びていきます。そうなると、血液をより遠くまで送らなければならなくなるため、血液の循環を担う心臓に大きな負担をかけることになるのです。

太らせないためには食事が重要!

フードボウルの隣に座っている猫
Mary Swift/gettyimages
猫を太らせないためにまずすることは、フードのパッケージに記載されている「1日の給与量」を守ること。愛猫の体重や年齢を考慮し、適切な量をキチンと量ってから与えるよう習慣づけましょう。
すでに肥満体型の猫の場合は、ダイエットに特化した低カロリーのフードを与えるのがベター。必要な栄養を減らさずにカロリーだけを減らせるので、普通のフードを減らすよりも健康的です。

また、食事の間隔が長くなると猫は空腹を感じ、脂肪の蓄積を促してしまうため、1日の給与量を小分けにしてこまめに与えるのも肥満対策になります。おやつはなるべく与えないほうがいいですが、与える場合は食事量とカロリーを計算して、フードからカロリー分を差し引いた形で少量食べさせる程度にしましょう。

適度な運動も肥満予防に!

ボールのおもちゃで遊ぶ猫
_chupacabra_/gettyimages
運動も、肥満予防やダイエットに役立ちます。動くことでカロリーを消費しつつ、筋肉量を増やすことで基礎代謝をUPさせることができるためです。

ただ、気まぐれな猫に無理やり運動をさせることは難しいため、試して欲しいのがフードで気を引きながら運動をさせる方法です。
食事場所を、床からキャットタワーや棚の上などに変更すると、食事の度に上下運動をさせることができます。また、フードを中に入れて転がすボール状のおもちゃなどを使うと、遊びながらたくさん運動ができるのでおすすめですよ。
肥満体型の猫は標準体型に戻るように、標準体型の猫はそれをキープできるようにすると、健康寿命を延ばすことにつながります。ただし、無理なダイエットは禁物です。ダイエットをする際は、かかりつけの獣医師に相談しつつ、無理のない範囲で行ってくださいね。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【体験談あり】うちの猫はこれで○㎏やせた♪脱デブ猫をかなえるダイエット方法!』(監修:ねこのきもち相談室獣医師)
文/東里奈
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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