寒い時期に猫だけで留守番をさせる際、暖房をつけっぱなしにしておくのか、それとも消しておくのか、少し迷いますよね。ケガや事故につながりそうな暖房器具は消しておきたいですが、愛猫が寒い思いをするかもしれないと思うと、それはそれで心配です。
そこで今回は、暖房なしでも猫が暖かく過ごせる方法と、冬の留守番で気を付けたいことなどをご紹介します。
日差しを活用して暖房の使用時間を減らす
冬といえども、日中窓から差し込む日差しは案外暖かいもの。愛猫が日向ぼっこで体を温められるよう、カーテンを開けて、日差しが差し込むエリアに日向ぼっこスペースを設置してあげましょう。ただ、日が沈むと窓辺の気温がぐっと下がるため、帰宅が夕方以降になるのなら、薄手のカーテンは閉めておいたほうがいいでしょう。
※留守中のカーテンは、環境によって、空き巣などの防犯対策も意識してください
また、暖房器具をつけずに外出する場合は、こたつやホットカーペットはギリギリまで“強”の設定で温めておき、外出の直前にスイッチを切るのがおすすめです。エアコンを使うのならタイマーを活用して、気温が下がる夕方くらいに起動するように設定しておきましょう。
防寒スポットを作る
出かける前は天気がよくて暖かかったのにも関わらず、天気の急変などで室温が一気に下がることがあります。そんなときのために、愛猫が寒いと感じたときに逃げ込める「防寒スポット」を作っておきましょう。
作り方は簡単!
1. ラグを敷く
2. サイドテーブルを置く
3. 上から布をかける
4. 猫の出入り口用に1ヶ所だけ洗濯ばさみで止めておく
この4ステップです。
暖房機能はありませんが、十分防寒の役割を果たしてくれますよ。
暖房器具やコードは片づけておく
ヒーターなどの暖房器具についているコードは、外出前に必ずコンセントから抜き、片付けておいてください。コンセントにプラグが刺さったままだと、何かの拍子にスイッチが入り、やけどなどのケガにつながるおそれがあるためです。
また、コンセントやコード噛んだことによる感電事故も実際に起こっています。コード類には、日頃からカバーをつけておくと安心ですね。
浴室には鍵をかけるか、お湯を抜いておく
猫は、温かさを求めて浴室に行くことがあります。浴槽にお湯が張ってあり、その上にフタがされている場合は、フタの上に乗って暖を取ることも。ただ、もし何かの拍子にフタが外れたら、湯船のお湯で溺れてしまう危険性があります。
外出の際は、猫が浴室に入れないよう鍵をかけるか、湯船からお湯を抜いておくか、どちらかは必ず行いましょう。
猫だけで留守番をさせるときは、寒さ対策や事故対策を事前にしっかりと行い、愛猫が安全に留守番できるよう努めましょうね。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『専門家監修|猫の寒さ対策!室温、湿度、防寒グッズや留守番時の工夫』(監修:ねこのきもち相談室獣医師)
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。