猫と暮らす
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猫の年齢によって飼い方のポイントはこんなに違う 猫のライフステージ別に気を付けたいこと
猫はライフステージが違うと毎日の過ごし方も変わるため、飼い主さんは愛猫の年齢に合わせたお世話をする必要があります。
今回は、猫の一生を子猫期(1才未満)、成猫期(1~6才頃)、中~高齢猫期(7~15才頃)、老猫期(16才頃~)に分け、それぞれの時期におけるお世話のポイントを、獣医師の田草川佳実先生に伺いました。
今回は、猫の一生を子猫期(1才未満)、成猫期(1~6才頃)、中~高齢猫期(7~15才頃)、老猫期(16才頃~)に分け、それぞれの時期におけるお世話のポイントを、獣医師の田草川佳実先生に伺いました。
子猫期(1才未満)のお世話のポイント
フードの量はこまめに調整しよう
子猫は成長に伴って体重が増えていくため、フードの量も体重に合わせてこまめな調整が必要です。不安な場合は、かかりつけの獣医師に相談してみてくださいね。
いろいろなことに慣れさせよう
キャリーケースに入れて運ぶ、爪切りをする、ブラッシングをするなど、生活をするうえで慣れておいたほうがよい事柄には、この時期に触れさせておきましょう。
誤食に注意!
子猫期は、誤食事故が特に多い時期です。猫用のおもちゃ、ヒモ類、人の食べ物など、猫が口に入れると危険なものは、猫の手が届かないところで管理してください。
成猫期(1~6才頃)のお世話のポイント
動物病院に慣れておこう
成猫期は病気にかかりにくいものの、この時期に動物病院から離れてしまうと、シニア期の通院に苦労するかもしれません。定期的な健康診断やお手入れについての相談など、積極的に動物病院に足を運んで、通院に慣れておきましょう。
肥満に注意
1才を過ぎると成長が止まるため、子猫期に比べると必要なエネルギーが減って太りやすくなります。フードやおやつは、与えすぎないように注意しましょう。
安心できる隠れ場所を用意してあげよう
猫は大人になると、本能的に警戒心が強まります。訪問者や初めて見るものなどを警戒しやすくなるので、猫が不安を感じたときにすぐ逃げ込めるよう、隠れ場所を数カ所用意してあげましょう。
中~高齢猫期(7~15才頃)のお世話のポイント
病気が増え始める時期!健康診断を忘れずに
シニア気になると、加齢に伴って病気が増え始めます。早期発見と早期治療を心がけ、気になることがあったらすぐに動物病院で診察を受けましょう。また、定期的な健康診断は欠かさず、年に2回ほど行うのがおすすめです。
体を動かして肥満を防止!
活動量と基礎代謝は低下しますが、食欲はそのままのことが多いので、太りやすい時期です。肥満は便秘や関節炎などの原因になるため、フードの量はしっかりと管理しつつ、運動する機会を作って肥満を防止しましょう。
今後の投薬を見越して準備をしておこう
7才を超えると、投薬が必要になるケースが少なくありません。投薬のストレスを軽減するために、投薬用のおやつやフードなどをあらかじめいくつか与え、愛猫が好むものを探しておきましょう。
老猫期(16才頃~)のお世話のポイント
食事の内容を工夫しよう
食欲や筋肉量が落ちてくる時期です。栄養のとれるフードを用意して、食事管理を徹底しましょう。昨今はシニア猫用のフードが多数市販されているので、愛猫の好みに合う商品を見つけてくださいね。
生活環境を見直そう
足腰の筋肉量が減少すると、ジャンプしたり段差を超えたりなど、今までできていた動きが難しくなることがあります。トイレやお気に入りの場所に無理なく行けるか、室内の環境を見直して、不安な部分があれば改善しましょう。
気になることがあれば早めに動物病院へ!
関節や口内の病気が増えたり、認知症を発症したりする時期です。毎日体の状態をチェックして、見た目や行動などに違和感を覚えたら、早めに動物病院で診察を受けてください。
子猫、成猫、シニア猫では、行動や体の調子など、さまざまなことが異なります。愛猫のライフステージが変わるごとに、お世話の仕方も見直してみましょう。
お話を伺った先生/田草川佳実先生(聖母坂どうぶつ病院副院長)
参考/「ねこのきもち」2022年12月号『ライフステージによって違いは? 愛猫の1日見せてください!』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/「ねこのきもち」2022年12月号『ライフステージによって違いは? 愛猫の1日見せてください!』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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