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万が一の備えに 猫のための備蓄品・持ち出し品をチェック!

地震や台風などで避難を余儀なくされた際、何をどれだけ備蓄しているかが命をつなぐ一助になります。人用の備蓄品だけでなく、愛猫のための備蓄品や持ち出し品も、しっかりと用意しておくことが大切です。
そこで今回は、猫の備蓄品をストックする効率的な方法や災害時における備蓄品の種類などについて、愛玩動物看護師の西村裕子さんにお話を伺いました。

ローリングストック法で多めの備蓄を

Mix(サビ)のポンちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんとペットが一緒に避難所などに避難することを「同行避難」、避難所に行かず自宅で避難する方法を「自宅避難」といいます。災害時、どちらの避難方法を選ぶにせよ、猫に必要な日用品は「ローリングストック法」で備蓄するのがおすすめです。

ローリングストック法とは、例えばストックの残りが1週間分を切ったら買い足すという方法です。これを繰り返せば、常に1週間分の備蓄品がある状態をキープすることができます。

災害時、被災地に人用の物資は比較的早く届きますが、ペット用品までは手が回らないことが多く、しばらく入手できない場合も。約1週間は届かないと想定し、猫用の備蓄品はできるだけ多く備えておくといいでしょう。

災害時の持ち出し品をひとまとめにしておく

Mix(黒)のバルちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
自宅避難を選択しても、その後の災害状況によっては、指定避難場所などのより安全な場所への移動を余儀なくされることも。自宅避難が難しくなった場合を想定し、キャリーケースやケージのような猫の居場所になるグッズを用意しておくと、避難所で「人は屋内で避難、ペットは屋外で避難」となった場合に役立ちます。
また、猫の居場所用グッズと一緒に、避難生活に必要な持ち出し品をひとまとめにした防災バッグを用意しておき、玄関などの手に取りやすい場所に用意しておくといいでしょう。

猫と一緒に災害時の訓練をしておく

Mix(茶×白)のガルちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
同行避難が必要になったケースを考えると、持ち出し品の準備と同じく大切なのが、実際に愛猫と一緒に避難の訓練をすることです。愛猫を入れたキャリーケースと人用・猫用の持ち出し品が入った防災バッグを持って、近くの公園などまで歩いてみてください。
もし防災バッグが重すぎてスムーズに歩けないとなると、自分の命も愛猫の命も守れません。避難時に持つことができる荷物は、体重の20~30%が目安だといわれています。愛猫の体重と防災バッグの重量を、あらかじめ計算しておきましょう。

自宅避難でも用意しておきたいアイテムのチェックリスト

ラグドールのシンバくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
自宅避難でも同行避難でも、災害時に備えて用意しておきたいものをまとめました。

最低限用意しておきたいもの

・キャリーケース
・フード、水(最低5日~1週間分)
・療法食、薬
・フードと水飲み用のボウル
・ペットシーツ(最低5日~1週間分)
・トイレ砂
・タオル、シーツ
・愛猫の写真(愛猫とはぐれたときのため)
・愛猫の健康手帳など
・首輪やリード

できれば用意しておきたいもの

・ソフトケージ(折りたたみ可能なケージ)
・おやつ、おもちゃ
・ブラシ、コーム(抜け毛ケア用)
・ポリ袋
・ウエットティッシュ
・粘着テープや文房具類(キャリーケースの扉に貼って安全確保をしたり、動物情報の掲示に使用したりします)
いつ起こるかわからない自然災害。事前の備えが、飼い主さん自身と愛猫を守ります。ご紹介した備蓄方法や備蓄品のリストを参考に、しっかりと災害対策をしておきましょう。
お話を伺った先生/西村裕子さん(一般社団法人ひとtoペット理事長 愛玩動物看護師/修士(災害医療) 看護師 災害支援動物危機管理士 日本災害看護学会認証まちの減災ナース指導者)
参考/「ねこのきもち」2025年3月号『万一のとき「愛猫とおうちで避難生活」ということもあるから 自宅避難の心得』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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