猫と暮らす
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【話題のゴロゴロ音動画も】猫がゴロゴロとのどを鳴らす理由とは
今回は、猫の「ゴロゴロ音」のしくみや音の違い、シーン別でわかる猫の気持ち、猫がゴロゴロ音を鳴らさなくなった理由などを解説。また、気になる飼い主さんへの健康効果や、YouTubeなどで人気の猫のゴロゴロ音が聞ける最新動画もご紹介します。
ねこのきもち獣医師相談室
猫が喉から「ゴロゴロ音」を出すしくみは?
しかし長年の研究の結果、猫の鳴き声とゴロゴロ音の周波数はまったく異なることが判明し、「ゴロゴロ音は鳴き声をつくる声帯とは異なる部位で鳴っているのではないか」という有力な説が浮上しています。また、ゴロゴロ音を出しながら鳴けること、空気を吸いながらゴロゴロ音は発生することなど、さまざまな事実も明らかになっているようです。
実際にこちらの動画でも、鳴きながらゴロゴロ音を出している様子がうかがえます。
【動画つきで解説】ゴロゴロ音の高低でわかる猫の気持ち
これぞ癒やしの音……低いときは甘えている!
猫がリラックスしているときや、幸せを感じているときにゴロゴロとのどを鳴らすことが多いため、猫を飼っているかたなら、ふだんからゴロゴロ音を聞くことが多いかもしれませんね。特に飼い猫の場合は、飼い主さんのことを母猫と同じような存在だと認識する傾向があるため、ゴロゴロとのどを鳴らしながらすり寄ってくることもあるでしょう。
では、実際に飼い主さんに甘えてゴロゴロとのどを鳴らしている動画を見てみましょう。
ゴロゴロ音を鳴らさない猫もいる
ピンチや苦しいときも、ゴロゴロ音は低め
ですから、ケガをしたときや分娩のとき、死に際やケンカを避けようとするときなどにも、ゴロゴロとのどを鳴らすことがあります。いつもより低いゴロゴロ音を聞いたときは、愛猫の様子を注意深く観察しましょう。
ゴロゴロ音が高いときは要求している
そのときの名残で、大きく成長してからも何かを要求するときに、ゴロゴロとのどを鳴らして気持ちを表現することがあります。飼い主さんに近づきながら少し高めのゴロゴロ音を鳴らしているときは、何かを要求しているのかもしれません。
ちなみに、このいつもより少し高めのゴロゴロ音は「要求のゴロゴロ音」とも呼ばれ、赤ちゃんの泣き声のように緊急性を感じる人もいるといいます。実際に、要求のゴロゴロ音の周波数は220ヘルツ~520ヘルツ程度といわれており、赤ちゃんの泣き声と周波数が似ているのだとか。
これってどんな気持ち? シーン別「猫がゴロゴロ音を鳴らす気持ち」
ゴロゴロいいながらふみふみしている
そのため、ゴロゴロ音と同時にこのしぐさを見せるようなら、猫はまさに幸福感でいっぱいだといえるでしょう。
ゴロゴロいいながら噛んだり蹴ったりしてくる
猫は、甘えているときや遊んでいるときも嚙むことがあるため、ゴロゴロいいながら噛んでいる場合は、このどちらかの可能性が高いと考えられます。ちなみに、甘噛みに加えて蹴ってくる場合は、遊びたいという気持ちが強いでしょう。
なお、触ってほしくない箇所をなでられた、しつこくかまわれたなどの原因があると、猫が本当に怒って噛む場合もあります。
猫がゴロゴロ音を鳴らさなくなった! その理由は……?
大人になったから
去勢・避妊手術をしたから
ゴロゴロ音が小さかっただけ
猫のゴロゴロ音が人に及ぼす健康効果とは?
その名も「ゴロゴロ・セラピー」。フランス発祥のゴロゴロ音を利用した治療・リラクゼーションの方法で、ストレスなどに対する精神医療の一環として取り入れられており、一定の効果が認められているといいます。
カギは周波数にあり! 骨密度にも効果があるの?
ちなみに、猫は骨折の治癒速度がほかの動物よりも3倍速いといわれており、それもこのゴロゴロ音による振動の効果という説があります。フランスでは、理学療法士による人への骨折の治癒にも再現されているようで、このゴロゴロ音の振動は、骨密度の増加によい影響を与えるとも考えられています。
猫のゴロゴロ音にはまだまだ謎がいっぱい
研究が進んだとはいえ、まだまだ謎が多いゴロゴロ音ですが、その謎も含めて魅力的ですよね。もし疲れたなと感じたときは、ゴロゴロ音で愛猫と一緒にリラックスしてはいかがでしょうか。
ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、大変奥深い猫のしぐさや生態、それにもとづいた猫の気持ちについて詳しく紹介しています。ほかの記事とあわせて、猫とのコミュニケーションにお役立てくださいね。
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監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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