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【獣医師が解説】猫の臭い?│原因と臭いの解決法を伝授

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家に帰ると異様なニオイがする…。もしかするとそれは、猫まわりのニオイかもしれません。今回は、猫を飼っているご家庭でニオイがするときに考えられる理由や、猫自身が臭いときの病気の可能性、体を清潔に保つシャンプー方法などについてご紹介します。

愛猫がなんだか臭い?!原因はどこにある?

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原因1:住環境にニオイの元がある

帰宅後、いつものように部屋へ入ると、なんとなく部屋が臭く感じることはありませんか?愛猫が「ニャー」とお出迎えしてくれますが、猫のニオイでは無いようです。そうすると、ニオイの元が部屋に存在することになりますよね。

その場合ニオイの元として、猫のトイレや食べ残したフードや水皿から臭ってくる場合も考えられます。猫がいる家庭では、窓や扉をしっかり締めてから外出することが多いでしょう。その状態で気温が上がってくると、締め切った部屋の中で食べ残したフードや水が傷み、嫌なニオイを放ちます。

原因2:愛猫の体から臭いが発生している

お尻が臭い
長毛猫の場合、ウンチやオシッコなどの排せつ物が被毛に付いてしまうことがあります。その場合は拭き取って終了ですが、排せつ物の付着が原因でない場合は、肛門腺から分泌されるニオイかもしれません。

猫の肛門には左右両側に分泌物がたまる小さい袋「肛門腺(肛門嚢)」があり、この部分から分泌物が出ると悪臭が放たれます。通常、肛門腺の分泌物はウンチと共に排出されますが、ひどく驚いたりしてストレスが加わると、瞬間的に排出されてしまうことがあります。その分泌液が被毛に付いてしまったり、肛門腺に溜まりすぎて排出されている場合は、お尻から悪臭がすることがあります。

口臭
口が臭いときの大半は、フードの食べかすが口に残っていることが原因です。カリカリしたドライフードよりもウエットフードの方が歯に付きやすいので、ウエットフードを与えているご家庭は猫の口の中を確認してください。

もし食べかすが見当たらないのに口臭が強いようなら、口腔内の病気が原因かもしれません。その場合は、獣医師の診断が必要に。愛猫の体から臭さを感じる場合は、ニオイの発生源を確かめましょう。そして、その原因に合わせた対処法をとる必要があります。

【愛猫まわりの臭い】解決法1:口腔内の病気の可能性を探る

ミックス
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口内炎

口内炎は、シニア猫やほかの病気にかかって体が弱っている猫によく見られる、歯ぐきや舌などが炎症を起こす病気です。歯肉や舌、口腔内の粘膜部分が赤く腫れ、口臭が強くなったりよだれの量が増加したりします。

ウイルス疾患や糖尿病、そして腎臓病などの全身疾患が原因となる場合と、歯周病から歯肉炎になり口内炎になる場合があります。日頃から歯磨きを習慣付けましょう。

口内炎を治療するには、原因となる病気を突き止め、その病気を治療することで口内炎を無くしていきます。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「病気・症状データベース(口内炎)」

歯周病

歯周病は、歯に付いた歯石や歯垢中の細菌によって、歯ぐきや歯を支える組織の周辺が炎症を起こす病気。歯ぐきの腫れや出血などの症状が表れ、悪化すると歯が抜け落ちてしまうこともあります。歯周病になると口臭が強くなり、よだれの量も増加します。ひどい痛みを伴うこともあるため、食欲が低下して衰弱してしまうことも。

歯周病は、多くの場合、麻酔をかけて歯石を除去する治療を行います。歯がぐらついていたり、歯根部が化膿したりする場合は、抜歯することもあります。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「病気・症状データベース(歯周病)」

【愛猫まわりの臭い】解決法2:愛猫の体を清潔に保つ

シャンプー後の猫
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体が汚れたらシャンプーをするのがオススメ

猫は本来、自ら毛づくろいをすることで体を清潔に保つことができますが、高齢になったり肥満気味の場合は、じゅうぶんに毛づくろいができずに体に汚れてくることもあります。また、外遊びで体が汚れたりすると、その汚れがニオイの原因となってしまうことも。愛猫の体が汚れてしまったら、シャンプーで汚れを落としてあげると良いでしょう。
しかしながら、猫は体が濡れるのを嫌がることがほとんどなのでストレスになるようでしたら、無理強いせず慣らしたり、様子を見ながらすることをおすすめします。

Step1:体を濡らす

猫が怖がりにくい背中から、ゆっくりとお湯をかけていきます。シャワーノズルを直接当てると水の音やしぶきが軽減されるので、猫も落ち着いていられるでしょう。つづいて、前足を持ち上げながらお腹部分を濡らしていきます。壁や浴槽を支えにして猫を立たせると安定し、動きを制限できます。

Step2:シャンプーしてよくすすぐ

濡らす工程と同じように、背中からシャンプー液をつけて洗っていきます。使用するシャンプーは、必ず猫の肌質に合わせて作られた「猫用シャンプー」にしてください。泡が皮膚まで届くように、毛並みに逆らって泡をなじませていきましょう。背中→お腹→お尻の順で洗っていくとスムーズです。

そして、お尻を洗うときには肛門腺を絞っておきます。顔や衣服に付かないように、下向きに絞るのがポイントです。最後に顔など細かい部分を洗ったら、すすいで泡を流しましょう。足の付け根部分は泡が残りやすいので、念入りに!乾かしたあとに猫が毛づくろいをして、口の中にシャンプーの成分が入らないようしっかりと洗い流してください。

Step3:乾かす

バスルームで足やしっぽの水分を軽く絞ってから、タオルで全身を拭いていきます。顔が濡れていることを嫌う猫が多いので、顔から拭いてあげると落ち着きますよ。最後にドライヤーで被毛を乾かしていきます。特に長毛猫は乾きにくいので、ブラシで被毛を分けながらしっかりと根元まで風を当てましょう。

ドライヤーがどうしても苦手な猫には、無理にドライヤーを使用せず十分にタオルで水分を拭き取った後、温かい部屋で自然乾燥させるようにすると良いです。

愛猫の健康や住環境を見直して臭い問題を解決しよう

扉をふさぐアメショ
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ニオイの元がトイレの場合、一定期間取り換えなくてもにおわないシステムトイレなども発売されています。病気が原因の可能性があるときには、早めに獣医師へ相談することをおすすめします。愛猫も自分がニオイの元になっているのは、きっとつらいはず。早めに治療して快適な生活をおくりましょう!

ねこのきもち WEB MAGAZINE「獣医師が答えるQ&A(体臭がひどい)」

参考/『ねこのきもち』2017年8月号「メリットいっぱいサマーシャンプーしちゃお」(監修:花島秀俊先生)
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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