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猫の乳歯が生え変わる時期はいつ?健康な歯を守るためのケア方法も

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子猫の乳歯が永久歯へと生え変わる時期をご存知でしょうか?今回は、歯の生え変わる時期に子猫が経験している変化についてご紹介します。さらに「残存乳歯」への注意点や歯磨きのコツ、抜け落ちた後の乳歯の謎についても押さえておきましょう。

30本の永久歯は生後半年で生えそろう

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乳歯は生後2週間から生え始める

生まれたばかりの子猫は母猫の母乳で育ち、生後2週間頃から乳歯が生え始めます。その数は26本。前歯にあたる門歯は上下6本ずつ、尖ったキバのような犬歯は上下2本ずつ。そして、食物を細かくすりつぶす臼歯は前後に分かれており、前臼歯は上に6本、下に4本の合計26本です。乳歯は生後3~6週で生えそろうので、拾った子猫の月齢を調べる場合は、乳歯の成長具合を確認するのも一つの手段となります。

永久歯は半年で生えそろう

永久歯の数は、乳歯の数に奥歯とよばれる後臼歯を上下2本ずつ加えた計30本です。永久歯は乳歯が生えた後に、歯ぐきの中で形成されます。永久歯が成長すると乳歯の歯根部は徐々に吸収され、乳歯が押し出されるように抜けて永久歯が生えてきます。これが「生え変わり」ですが、生後約3~6ヶ月で乳歯は永久歯に生え変わっていきます。

生え変わりのときに見られるしぐさや状態

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おもちゃや人に噛みつく

子猫は歯が生え変わる頃になると、口の中に違和感を覚えて歯ぐきがムズムズかゆくなり、飼い主さんや家具などを噛むことがあります。口の中を傷つけないような柔らかいおもちゃを与えて、口の不快感を解消させてあげましょう。

口の中に出血が認められる

生え変わりの際に、歯ぐきから出血することがあります。健康な猫なら出血はすぐ治まるので心配はいりませんが、なかなか出血が治まらない場合は獣医師に相談しましょう。

口臭が強くなる

歯の生え変わる時期は、乳歯と永久歯の間に食べ物が残りやすくなり、強い口臭を発する場合があります。デンタルケアは乳歯のころから始めたほうがいいのですが、この時期には身についていると、後々お手入れがしやすくなりますよ。

残存乳歯に気をつけて!

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乳歯が上手く抜けずに、そのまま残ってしまう「残存乳歯」。猫に多くはありませんが、この乳歯を放置してしまうと、上あごと下あごの咬み合わせがずれる「咬合異常」を起こし、フードを食べづらくなる可能性があります。

また、乳歯と永久歯の間には食べ物が挟まりやすいため、歯肉炎を起こし、歯周炎へと進行してしまうおそれも出てきます。歯肉に炎症を起こすと、永久歯が生えてこないケースも。半年以上たっても乳歯が残っている場合は、動物病院の受診が必要になります。

猫にとっても歯は命!ケア嫌いの猫も上手に歯磨き!

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口周りや歯を触って慣らす

いきなり猫の口に歯ブラシを入れても、おとなしく歯磨きをさせてはくれません。歯磨きをスムーズに始めるには、口周りや歯を触られることに慣らすことから始めましょう。

1. 猫が触ると喜ぶことが多いのが、あごの下。優しくなでながらリラックスさせていきます。

2. 徐々に口周りを触っていき、嫌がらないようなら、両手で口から頬にかけて揉むように少しずつ触っていきます。

3. さりげなく口角を引っ張り上げてみましょう。奥歯まで見えるような「笑顔」ができればOK。嫌がるようなら、ほめながらおやつを与えます。繰り返すうちに、猫は「おとなしくしていれば、おやつをもらえる(いいことがある)」と学習します。

4. 片手を猫のあご下に添え、反対の手の人差し指で上唇を持ち上げながら、前歯をチョンっと触ります。

5. 前歯を触ることができたら、上唇をしっかり持ち上げて、反対の手の人差し指で奥歯を軽くタッチします。

歯を触られるのを嫌がる猫は多いので、はじめのうちは歯に触る指におやつのペーストを付けてみましょう。おいしそうなニオイがしたら、触るのを受け入れてくれる猫も多いはず。

いよいよ歯磨き!歯ブラシを用意して!

歯にタッチさせてくれるようになったら、いよいよ歯磨きに挑戦です。ペット用の歯ブラシとペット用の歯磨きペースト、水を入れるトレーを近くに置いて始めます。

1. まずは、なでながら猫をリラックスさせます。水で濡らした歯ブラシに歯磨きペーストを付け、猫の歯を磨いていきましょう。

2. 臼歯(奥歯)から磨いていきます。臼歯は他の歯よりも大きく、歯垢が付きやすい歯です。猫の口角を人差し指で引っ張り上げながら、念入りに磨きましょう。歯ブラシは45°に傾け、左右に小刻みに動かしながら軽く磨きましょう。

3. 1本ずつ磨き、前歯の方へ移動していきます。犬歯と前歯は左右の横方向だけでなく、歯ブラシを上下へ動かしながら縦方向でも磨きましょう。

歯ブラシが難しいなら歯磨きシートで!

歯ブラシが苦手な猫には、歯磨きシートを使用しましょう。シートを人差し指にしっかり巻きつけて、猫の歯を触るように磨きます。それでも嫌がるようなら、ウエットフードの汁をシートに染み込ませてみて。ニオイにつられて口を開けてくれるでしょう。

乳歯を見かけないのはなぜ?

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永久歯へと生え変わる際に、乳歯は抜けていきます。しかし、子猫を飼っている人でも、抜けた乳歯を見かけることはほとんどないそうです。では、乳歯はどこへ行ってしまうのでしょうか?実は、フードと一緒に抜けた乳歯を飲み込んでしまうケースが多いのです。体内に入ってもウンチとして排出されるので、人には乳歯として認識されづらいようですね。

幸運のお守りとして乳歯を保存

「抜けた乳歯は、見かけることが少ない」ということは、つまり貴重なもの。何かいいことが起こりそうな予感がしますよね。子猫の飼い主さんも、そのように感じている人が多く、見つけた乳歯を「幸運のお守り」として大切にしている人もいるのだそう。

ちなみに乳歯を探すポイントは、ごはん・水皿の近く。または、おもちゃにくっついていることもあります。とても小さいので、見逃さないようにしましょう。

子猫が歯の生え変わり時期に入ると、やたらと噛むようになったり舌なめずりを続けたりと、落ち着きがなくなります。歯が気になってしまい、食欲が落ちる猫もいるでしょうが、歯の違和感がなくなればケロッとしているはず。もし極端に元気がないようなら、獣医師に相談することをおすすめします。

参考/「ねこのきもち」2017年1月号『今年こそ、愛猫に歯磨きしたい!』(監修:フジタ動物病院院長 獣医学博士 藤田桂一先生、フジタ動物病院獣医師 山地七菜子先生)
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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