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猫の騒音対策をお届け!猫の鳴き声や夜中に走る音で悩んでませんか?

静かなイメージの猫ですが、発情期の鳴き声や夜中に走り回る音など、意外にも猫の騒音に悩む飼い主さんも多いようです。今回は、そんな猫の騒音について、年齢・理由ごとの対処法をご紹介!さらに、注意しておきたい猫の鳴き声についても解説します。

発情期で騒がしい猫への対策

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猫の発情期はいつ?

春になると日照時間が長くなり、メスはオスを惹きつけるフェロモンを出すようになります。そしてメスが発情し出すと、いつもよりも低く、人の赤ちゃんのような鳴き声で鳴き始めます。その鳴き声やフェロモンにつられて、オス猫も発情するのです。個体差や環境にもよりますが、野生の猫の発情期間は年に1度、春の季節だけのことが多いのですが、飼い猫の場合は年に2〜3回、1度発情すると1週間は続きます。

発情期の鳴き声の対策は?

基本的には、発情してしまった猫の鳴き声をやめさせる方法はありません。どうしても鳴き声で眠れないというときは、以下の方法を試してみましょう。

・またたびを与える
またたびを与えると、一時的に鳴き声が治まることがあります。またたびはペットショップやホームセンターなどで、手軽に購入できますよ。

・病院やホテルに預ける
動物病院やペットホテルに預けてしまう方法もあります。ただし飼い猫の発情期は年に2〜3回あるので、その期間だけといってもかなりのお金がかかってします。金銭面も考えた上で検討してみてください。

・避妊・去勢出術をする。
もし子猫を産ませるつもりがないのであれば、避妊・去勢手術を受けさせるのが一番効果的です。早めに手術を行っておけば発情も起こらず、猫の体への負担も少なくて済むでしょう。
また、近隣住民への配慮も忘れないようにしましょう。猫の鳴き声や足音は、トラブルにもつながりかねません。「猫のことで迷惑をかけないように気をつけていますが、何かあればご連絡ください」などと、事前に伝えておきましょう。

たとえペット可のマンションであっても、特に発情期の間はマンションの窓は締め切る、脱走しないように気をつけるなど、周囲への気配りを欠かさずに。

夜泣きがうるさい子猫の対策

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猫が鳴くのは発情期だけではありません。小さな子猫は要求や感情があるときに、どのような鳴き声で鳴けば母猫に伝わるのか確認するため、いろいろな声色で鳴きます。たとえば生後2ヶ月までの子猫なら、お腹が空いた、排泄ができない、母猫がいなくて不安、もっと遊んでほしいなどの理由から鳴くことが多いでしょう。

小さい子猫が鳴いているのは愛らしいですが、鳴きやまないと不安にもなりますよね。それでは、子猫の鳴き声の理由ごとの対処法をご紹介します。

お腹が空いた

まだ飼いはじめて日が浅いと、鳴き声だけで判別するのは難しいもの。まずは、食事や排泄がきちんとできているかを確認してください。食事の与え忘れはありませんか?量は足りていますか?エサは子猫に合っていますか?食事に問題ないなら、排泄ができずに鳴いているのかもしれません。肛門や陰部を刺激して、排泄を促してあげましょう。

遊んで欲しい

夜鳴きを防ぐためには、日中よく遊んであげるようにしましょう。遊び足りていれば、夜鳴きをすることはなくなるでしょう。

ゲージから出して欲しい

ゲージから出して欲しいと鳴くようであれば、「鳴いても出してもらえない」ということを理解させるために、鳴き止むまでゲージから出さないようにしましょう。ただし夜中にトレーニングをすると鳴き声が迷惑になってしまうので、日中を選んでくださいね。

【獣医師が解説】なぜ泣くの?猫年齢&原因別!猫の夜泣きの対処法

夜の運動会が騒がしい!どうしたらいい?

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猫の騒音の一つ、「夜中の運動会」。マンションに住んでいると、階下への迷惑になってしまいそうで気になりますよね。猫は本来、狩りをすることで瞬発力や跳躍力を発揮しますが、飼い猫の場合はエネルギーの発散場所がなく、夜中に走り回っているのでしょう。

夜中の運動会への対策は?

室内外を行き来できる猫だと、夜中に走り回ることは少ないようです。しかしマンションやアパートなどで外に出していない猫の場合、エネルギーの発散場所がなくてストレスが溜まってしまいます。そんな猫には、1日10分程度でもいいので日中遊んであげましょう。また、高いところから下に飛び降りるときの防音対策として、カーペットやマットを敷いておくのもおすすめです。

こんな鳴き声には気をつけて!

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ごはんを吐く前に、「ナウンナウン」と鳴く。

猫が毛玉を吐くことはよくありますが、その際はあまり鳴き声は出しません。もし嘔吐の前に鳴いているようなら、消化不良が原因のこともあります。もし続くようなら、動物病院で診察してもらいましょう。

夜中にウロウロしながら「アオーン!」と鳴く。

若い猫の場合、遊びが足りずに不満があって鳴いているのかもしれません。対策としては、日頃から遊んであげるよう意識してあげてください。老猫の場合は、「認知症」や「甲状腺機能亢進症」が原因かも知れません。もし心配なら、動物病院で診察してもらいましょう。

同居猫が亡くなってから「ウミャーウミャー」と鳴く。

急な変化に戸惑いを感じて鳴いているのかもしれません。同居猫がいなくなったことへの不安や、飼い主さんの元気がないことに困惑しているのでしょう。
猫の鳴き声や激しい足音に悩むこともあるかもしれませんが、正しい対処を身に付けることで抑止することも可能です。近隣の迷惑にならないように配慮し、愛猫の様子を観察しながら、それぞれに合った対処の仕方を検討しましょう。
参考/「ねこのきもち」2016年10月号『鳴き声の「高さ」で気持ちがわかる!サウンドオブMEOWジック』(監修:帝京科学大学助教 動物看護師 小野寺温先生)
   「ねこのきもち」2018年4月号『春は猫もソワソワ、ワクワク。猫の恋劇場』(監修:哺乳類学者 今泉忠明先生、獣医師 菊池亜都子先生)
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/tu-ca
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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