猫と暮らす
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【獣医師監修】猫を車に乗せるには?注意点や準備の方法など、ポイントを解説
猫と車で移動する際には、しっかりとした準備が必要不可欠です。そこで今回は猫を車に乗せるときの注意点をはじめ、車に慣れてもらう方法、車に乗せるための事前準備や用意しておくもの、走行中の注意点などを解説します。
ねこのきもち獣医師相談室
猫を車に乗せるときの注意点は?
外出時はいつ猫が飛び出してしまうか予測ができませんし、もし逃げてしまった場合に、探し出すのは容易ではありません。猫を車に乗せるときは、キャリーケースなどに入れ、ハーネスをつけたり、首輪に迷子札をつけたりして、万一に備えた対策をとっておきましょう。
車で使うグッズに日頃から慣らしておく
一方、ハーネスは動きを抑制するため、慣れてもらうことは難しい傾向にありますが、事前に部屋で装着の練習をしておくだけでも安心です。
そのほか、ポータブルトイレも使えるとなおよいでしょう。部屋の中にポータブルトイレ置き、いつも使っているトイレ砂を入れて、練習させておくのがおすすめです。
猫が車酔いをするときは獣医師に相談を
愛猫が車酔いをする場合は、動物病院に相談し、あらかじめ猫用の酔い止めを処方してもらっておくのがおすすめ。また、車に乗せる前は食事や水の量を調節し、食事は遅くても外出の2~3時間前、水は1時間前までにすませておくのもいい方法です。
ただし、薬の効き方には個体差があります。場合によっては車に乗せないという判断も必要です。
猫を車に慣れさせる方法は?
また、どこに連れていかれるかわからない状況も、猫にとっては恐怖や不安につながるでしょう。なかには不安で鳴き続けて疲れてしまい、声が枯れてしまうこともあるようです。
そのため、猫を初めて車に乗せるときは、事前に車に乗る練習をさせるのがおすすめ。個体差はありますが、子猫や物怖じしないタイプの猫の場合は、車に慣れさせることができるようです。
猫を車に慣れさせる方法
そこまでして問題がなければ、5分程度のドライブからはじめ、徐々に時間と距離を伸ばしていきます。ただし、少しでも猫が嫌がるそぶりを見せたら、すぐにやめてあげましょう。
猫と車に乗るときに準備しておきたいもの
猫と車に乗るときに必要なもの
- キャリーケース(通気性がよく頑丈なもの)
- ハーネス・リード(非常時に備えて、あらかじめ装着させておく)
- 水とスポイト(移動中の水分補給)
- トイレシート(キャリーケースの中+予備数枚)
- 猫がふだん使っている布やタオル
- 猫のお気に入りのおもちゃ
- 掃除用のゴミ袋・ティッシュ
これらに加えて、ポータブルトイレや酔い止め薬、粗相や嘔吐時に使えるビニール手袋、消臭剤、座席や洋服に付いた毛を取り除ける粘着式ローラーなどもあると便利です。
車内環境を整えることも重要
なお、走行中はカーエアコンをつけ、いつも猫が過ごしている部屋の温度になるように調節してください。
長距離なら、休憩場所や走行ルートも確認しておく
また、走行ルートは、猫を車に乗せる時間が短くなるよう、最短ルートを探しておきましょう。事前に渋滞しそうな道や時間帯のチェックも忘れずに。
キャリーケースを置く場所にも要注意
以下の記事でも、乗り物に乗る前の準備などについて詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
走行中の注意点は?
また、運転はいつも以上に安全運転を心がけてください。特に、急発進や急ブレーキ、急カーブなどは、猫の車酔いを誘発したりストレスになったりするほか、猫が体をぶつけてしまうおそれもあるので、くれぐれも注意しましょう。
なお、真冬でも直射日光が当たると車内の温度はかなり高温になることがあるため、熱中症予防のためにも猫だけを車の中に残していくことはNGです。
こまめな水分補給も忘れずに
与えるときは10~20ml程度の水を、猫の口の横から少しずつ流し入れます。嫌がる場合は無理せずに、口が湿る程度で大丈夫です。
猫のためにも、車での移動は最小限に
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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