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猫の乗り物での移動~猫との暮らしの困りごと(7)

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通院や引越しなど、猫と一緒に出かけなければならないタイミングがあります。そこで、外出時に用意すべきものや、普段から慣れさせておくといいものをピックアップ。また、具体的な移動の方法を、乗りもの別(車・タクシー・電車・バス・新幹線・飛行機)にご紹介します。

出かける前の準備や工夫で猫のストレスはグッと減らせます

猫とのおでかけで心配なのは「猫の体調」と、公共の乗りものを利用するときの「周りの人への配慮の方法」ではないでしょうか。準備するものや乗せ方のコツをしっかりつかめば、猫や周りの人のストレスを減らせ、スムーズに乗れるようになります。

乗りもの移動には欠かせない。持ち物チェックシート

まずは、乗りものを移動するときに必要な持ちものの確認を。絶対に用意するべきものと、用意すると便利なものに分けて紹介します。

絶対に用意したいもの

□ キャリーケース: 通気性がよく、落としても壊れない頑丈なものがおすすめ。ソフトタイプなら、底面がたわまず、安定感のあるものが◎。
□ ハーネス・リード: キャリーケースが壊れるなどの非常事態に備えて、キャリーケースの中でもハーネスとリードを装着しましょう。
□ 水とスポイト: 移動中はスポイトを猫の口元に持っていき、こまめに水(軟水)を与えて。ただし、無理に与えないように注意。
□ トイレシート: キャリーケースの中に敷くのはもちろん、交換用に数枚持っておくと粗相や嘔吐したときに交換ができます。
□ 布やタオル: キャリーケースの中に敷いたり、外側を覆って落ち着かせることができます。猫がふだん使っているものが◎。
□ おもちゃ: お気に入りのおもちゃをキャリーケースの中に入れると、猫自身のニオイで緊張がほぐれやすくなります。
□ ゴミ袋・ティッシュ: 粗相や嘔吐をしてしまったときの掃除用に。ゴミ袋はニオイ漏れを防げるタイプを用意するといいでしょう。
□(季節によって)保冷剤・カイロ: 夏や冬の移動の際は、キャリーケース内を適温に保つために保冷剤やカイロをタオルに包んで入れましょう。

用意しておくと便利なもの

□ ポータブルトイレ: 出先でもトイレができるよう、用意すると◎。いつものトイレ砂を入れれば猫も安心してトイレができます。
□ 粘着式ローラー: 座席や洋服についた毛をきれいにするのに。持ち運びに便利な小さいサイズだと、荷物になりません。
□ ビニール手袋: ビニール手袋をはめれば粗相・嘔吐の処理が早くできます。ゴミと一緒にそのまま捨てられるものがおすすめ。
□ 酔い止め薬: 移動が初めての猫や、酔いやすい猫なら、動物病院で酔い止め薬を処方してもらうのも一案です。

出かける前に慣れさせておくべき3アイテム

出先で困らないように、慣れさせておくといい3つのアイテムの慣れさせ方を
紹介します。

(1)キャリーケース

猫が過ごしている部屋にベッド代わりに置くと、次第に慣れてくつろぐように。お気に入りの布を中に入れても。

(2)ハーネス

動きを抑制するハーネスに慣れさせるのは難しいが、装着の仕方などを出かける前に一度試して置くと安心。

(3)ポータブルトイレ

部屋の中に置き、いつも使っているトイレ砂を入れて練習を。慣れるとスムーズに使ってくれるように。

乗りもの別の移動方法

自家用車の場合

乗せる前に確認するもの

〔乗せる前に確認〕途中で休憩するスポット

車での移動が長時間になる場合、30分~1時間ごとに休憩を取りましょう。休憩中は車内の空気を入れ替えたり、猫の様子に変化がないかを確認したりして。

乗車時間が最短になりそうなルート

猫を車に乗せる時間がなるべく短くなるよう、事前に渋滞しそうな道や時間帯、目的地までの近道がないかなどを調べておきましょう。

乗せる前にすること

窓ガラスにシェードを付けておく

車内に直射日光が当たると、キャリーケースないが高温になり猫が熱中症になる危険性が。車の窓に取り付けられる、日除け用カーシェードを付けると予防できます。

カーエアコンをつけておく

ただでさえストレスが多い移動ですから、車内が暑過ぎたり寒過ぎたりすると、猫がさらに体調を崩しやすくなります。車内をいつもの部屋の温度になるように調節しておいて。

保冷剤などをキャリーケースに設置しておく

タオルで包んだ保冷剤をキャリーケースの中に入れたり、キャリーケースの上にタオルをかけて、その上に凍らせた2リットルサイズのペットボトルを置いたりすると暑さを防げます。

キャリーケースの置き方

猫の様子を確認しやすい後部座席に置く

停車したときなどにすぐに様子を確認できるよう、キャリーケースは飼い主さんが運転席から振り返って見やすい後部座席などに置きましょう。

空調が効きやすい座席の上に置く

車内のキャリーケースは空気がこもりがち。キャリーケース内の空気を循環させるために、空調が効きやすい座席の上や、足元にエアコンがあるなら足元でも。

タクシーの場合

乗せる前に確認すること

運転手に猫との乗車がOKか確認

たいていの場合は猫との乗車はOKですが、運転手の判断にゆだねられていることも多いようです。予約時や乗車前に運転手に必ず確認して。

キャリーケースの置き方

座席に置くなら布やタオルを敷く

運転手に了承を得られれば、座席に置いても。その場合、座席を汚さないように大きめのタオルを敷き、その上にキャリーケースを置くようにしましょう。

基本は膝上か足元に置く

飼い主さんの足元に置くか、膝上で抱えて持ちましょう。揺れが気になるときや、飼い主さんの顔が見えると落ち着く猫の場合は、膝上の方が安心です。

電車の場合

乗せる前に確認すること

最短ルート

猫への負担を軽減するためにも、出かける前にはトータルの移動時間ができるだけ短いルートや、乗り継ぎの移動距離が短いルートを探しておいて。

利用条件と料金

乗車料金やキャリーケースのサイズの上限など、鉄道会社ごとに定められているので、利用する会社の規定を必ず確認しましょう。

※この表では一部の鉄道会社の条件と料金を紹介しています。乗車規則は出発前に必ず利用する交通機関のものを確認しましょう。

キャリーケースの置き方

座るなら膝上や足元、立つなら両足で挟んで支える

電車の揺れが伝わらないように膝上で抱えるのが一番ですが、隣の乗客が猫が苦手な場合もあるので足元でも。立つ場合はキャリーケースが動かないよう、足で固定して。

先頭車両や最後尾車両の隅で立っても

また、先頭や最後尾の車両の隅は、座席と離れているので、ほかのお客さんに迷惑がかかりにくい場所。またドア付近なら、激しく鳴き出したり、様子に異変があったりしたときにすぐに降車できます。

バスの場合

乗せる前に確認すること

利用条件や料金

バスの場合、猫は無料で乗車できることが多いよう。キャリーケースのサイズや乗せ方は各会社によって異なるので事前に確認を。

※高速バスや空港リムジンバスの場合は、下記の利用条件や料金と異なります。乗車規則は出発前に必ず利用する交通機関のものを確認しましょう。

比較的空いている時間帯をチェック

バスは座席の間隔が近めなので、混雑時は他の乗客の迷惑になることも。事前に使う路線に乗ってみるなどして、空いている時間帯を狙いましょう。

キャリーケースの置き方

基本的には膝上か足元に置く

バスは立つスペースが狭いので、できるだけ座って、足元に置くのが一番迷惑をかけない置き方でしょう。周りに人がいなければ、膝上でもOK。

立つ場合は足で挟んで支える

やむをえず立つなら、両足でキャリーケースのサイドをしっかり固定して。飼い主さんも手すりやつり革をつかみましょう。

新幹線の場合

乗せる前に確認すること

手回り品きっぷを買う

新幹線では、在来線と同じく「普通手回り品きっぷ(280円)」が必要です。乗車する駅の窓口などで購入するのを忘れずに。

キャリーケースの置き方

基本的には足元に置く

新幹線は座席が広く、足元に余裕があり、揺れも少ないので、足で固定しながら床に置いても。猫の様子に異変がないか、ときどき確認しましょう。

隣に人がいなければ膝上に置いても

新幹線内では食事をする乗客もいるので、足元に置くのが基本ですが、隣に人がいないなら膝の上で抱えて持ってもいいでしょう。

飛行機の場合

乗せる前に確認すること

愛猫の体調に問題はないか

搭乗中は猫と離れるので様子が確認できません。搭乗前に動物病院で健康チェックをしてもらうなどして、できるだけ不安要素を取り除いておきましょう。

利用条件や料金

各会社で料金設定や条件が細かく定められています。利用する会社が決まったら、電話はホームページなどで確認しておきましょう。

手続きの方法(ANA国内線の場合)

1.同意書を提出する

ANAの場合、ウェブサイトからペットの搭乗予約と同意書の提出ができます。JALは当日の出発時刻の30分前までにペットカウンターに同意書を提出します。

2.手荷物カウンターで猫を預ける

手荷物カウンターでチェックインをし、料金を支払います。出発の直前まで空調が効いた空港カウンター等で預かってもらえます。
※貸出用ペットケージは数に限りがあります。(LLサイズは事前予約が必要です)

3.出発間際に飛行機へ移動

出発時間が近付いてきたら、係員が、猫が入ったキャリーケースをカートや車両で機体まで運びます。
※実際に乗せるときは、猫がキャリーケースの中に入っています。

4.航空機の貨物室に積まれる

客室内と同様に空調が効いている航空機内の貨物室に乗せます。ケースは動かないようにしっかりと固定されます。

5.到着ロビーでの引き渡し

到着した空港では、普通の手荷物のようなターンテーブルではなく、専用のカウンターやロビーで飼い主さんに直接引き渡しをします。
※ここではおもに国内線への乗り方を紹介しています。海外の一部の航空会社では、キャリーケースを客室に持ち込める場合もあります。

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