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猫がフードを食べないとき~猫との暮らしの困りごと(4)

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食べてくれないときはどうしたらいい? 猫とフードのお悩みに寄り添います。病気の際には、療法食への切り替えが重要。 食事加温法・ふた皿並行給餌法・新旧混合法など策を講じて。猫がおいしさを感じるしくみ。嗜好性と好みの違いについても触れます。

どんなふうにおいしさを感じるの?

知っておくとフード選びに活かせる

まず、猫がどんなふうに食べ物を味わっているのかを知っておくと、フード選びのほか、食べてくれないときの工夫にも役立ちます。猫は人に比べて嗅覚(きゅうかく) が発達しているため、まずニオイでおいしさをたっぷり感じ取っています。お腹がすいたときには嗅覚が強まるようです。味覚も、人と異なります。肉食の猫は、アミノ酸の違いを舌で識別できているようですが、一方、あまり必要ではない糖を感じる力は失われています。腐敗に気付くための酸味を感じる力は強く備わっています。そのほか、フードの口当たりにも好みが出ます。一般的にウエットフードが好まれます。

食べてくれないとき、フードの切り替える必要があるときは

安心感とおいしさの工夫でうまく乗り切りたい

猫は離乳期の経験によってはフードの好き嫌いが出やすく、高齢になると長年の経験から食べ物に対して頑固になる傾向があります。フードを切り替える必要があるとき、猫が新いフードに満足感を感じられないことがあります。とくに病気の際の療法食への切り替えは寿命を左右することもある重要なことなので、ストレスなく切り替えを成功させるための工夫をいくつか知っておきましょう。なお、療法食に薬を混ぜると嫌な食べ物だと思うようにもなるので、療法食で薬をごまかすことは避けます。

おいしさ作戦

食事加温法

ウエットフード、とくに冷蔵していたものは、体温程度に温めるとニオイも たって風味がよくなる。ドライフードも電子レンジで温めると風味アップに。

安心作戦

ふた皿並行給餌法

新しいフードをいつもの皿に入れ、その横にこれまでのフードも出す。いつもの皿に新しいフードを入れることで、警戒心を抱きにくくなる。両方の皿とも1回分の量を入れておき、食べたらこれまでのフードを減らしていく。

新旧混合法

これまでのフードや好きなフードに、少しずつ新しいフードを混ぜていく。 最初だけ、愛猫が好きな風味のフードを新しいフードに混ぜて、おいしさ作戦をプラスするのもよい。

フードの嗜好性が高いことと、その個体が好みであることは別

ペットフードは、食べてもらえるように、ニオイや味、質感などの工夫で嗜好性が高められています。食欲不振に陥ったときや療法食を受け入れてもらうためには、フードを与えるときの工夫でさらに嗜好性を高める必要があります。ところが、どれほど嗜好性の高いフードでも、すべての猫が好んで食べてくれるわけではありません。個体によって好みに違いがあるからです。
動物は、ニオイ、味、温度や口当たりなどを、嗅覚、味覚、触覚で感じながら食べ物を味わっています。それらのうち、どんなニオイが好き、どんな口当たりが好みだといった愛猫の好みを日頃から観察しておくと、いざというときに活かせます。 近年の療法食は嗜好性が高くなっているので、少しずつ徐々に切り替えるなどの工夫で切り替えは可能です。苦労はあるかもしれませんが、療法食で病状をコントロールすることの価値は大きいものです。根気強く取り組みましょう。

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