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【獣医師監修】キャットタワーの選び方や置き方・猫へのメリットを解説

猫が好む上下運動ができたり、爪とぎができたり、くつろぎの場所になったりと、キャットタワーは猫の快適な暮らしを築くのに役立つアイテムです。ここでは、キャットタワーの4つのメリットや、選び方・置き方・安全対策について解説します。

キャットタワーの4つのメリット

まずは、キャットタワーの4つのメリットをチェックしましょう。

上下運動ができる

猫は野生時代、獲物を探したり敵から身を隠したりするために、高い木などを上り下りしていました。キャットタワーでこの上下運動が十分にできると、ストレス解消にもなります。

爪とぎ場所になる

キャットタワーの柱の多くは、爪とぎができるように麻縄が巻かれています。伸び上がって高い位置で爪とぎができるので、ほかでとがずに、キャットタワーで爪をとぐ猫も多いよう。

いたずら防止になる

上下運動がしたくて、猫は思いも寄らぬ場所によじ登ることも。カーテンに登られてボロボロ、棚の物を落とされて破壊、ということもキャットタワーがあれば改善されるかもしれません。

リラックススペースになる

暖かい、下にいる猫より優位になれる、周囲が見渡せるといった理由から、猫は高い場所が好きな子が多いです。キャットタワーがあると、猫のリラックスできるスペースが増えます。

キャットタワーの選び方・置き方

サバトラの四つ葉ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
キャットタワーを選ぶときのポイントや、最適な置き場所について解説します。

愛猫に合った高さを選ぶ

猫の年齢、性格、環境などによって、適した高さは違います。天井までのハイタワーと1~1.5m程度のミニタワー、それぞれがどんな猫におすすめなのでしょうか?

ミニタワーがおすすめなのは

・子猫: ジャンプ力が発達途上なため、ハイタワーだと落下の心配がある
・高齢猫: 弱った足腰に配慮
・足腰の弱い猫: ハイタワーだと落下の心配がある

ハイタワーがおすすめなのは

・太り気味の猫: 運動不足解消の上下運動に最適
・活発な若い猫: 運動量確保、ストレス解消
・複数飼いの若い猫: 複数で上り下りする遊び場として最適

愛猫に合った場所に置く

キャットタワーに決まった置き場所はありません。愛猫のふだんの様子から、性格や好みに合った置き場所を考えます。
ひなたぼっこや外を眺めるのが好きな猫は窓辺に、飼い主さんが好きな猫は家族の集まる賑やかな部屋に、自由を好むマイペースな猫は人の出入りが少なく静かで寒くない部屋に設置するなどさまざまです。

※ タワーを設置する際は倒れても問題のない場所に設置してください。天井に突っ張るハイタワーは、予め設置できるかメーカーやお店で確認しておきましょう。
※転倒のおそれがあるので、 小さなお子様(未就学児)のいるご家庭でキャットタワーをご使用の際は十分ご注意ください。

キャットタワーの安全対策

白猫のシロくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
キャットタワーを設置する際は、以下のような安全対策を行うことも大切です。

家具で足場を作る

高い場所から飛び降りる以外に、横へも移動できるよう、家具などで足場を作りましょう。

着地の衝撃が少ない床材を

飛び降りたとき、猫の足への衝撃が少なくすむよう、床にマットやボードを敷くことも考えてあげてください。

危険物をどかす

たとえばストーブやガラス製品など、間違って飛び降りると危険な物は、なるべく遠ざけてください。

滑らない工夫を

棚板が木材だと滑る場合もあるので、滑り止めにカーペットなどを貼り付けてあげてもいいでしょう。

しっかり突っ張る

天井突っ張りタイプは、天井に接する部分が大きいか、2本以上の柱で支えている物を選びましょう。
キャットタワーのメリットや、選び方・置き方について解説しました。愛猫に合った高さを選ぶ、愛猫に合った場所に置くなど、用意するときのポイントを把握し、安全対策も万全にしましょう。
監修/長谷川諒先生(きたじま動物病院)
文/ねこのきもちWeb編集室
参考&画像・イラスト出典/「ねこのきもち」本誌、ムックより
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