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猫の抱っこ・スキンシップ

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信頼関係を築き、健康状態を把握するためにしたくても、なかなか自由に触らせてくれないのが猫。体に負担をかけず、愛猫も落ち着ける密着抱っこを始め、触られて喜ぶ・嫌がる場所、触るタイミング・時間(長さ)・強さ・体勢・好き嫌い・終わりどきなど、触り方のヒントをあげました。

安定した抱っこは猫を安心させ、絆を強めるきっかけに

人と猫とのスキンシップのひとつである抱っこ。しかし、宙に浮く感覚が怖いのか、苦手と感じる猫もいるようです。その感覚をなくすには、抱っこの際、飼い主さんの体で猫の体を包むように密着させると〇。体が安定するうえ、飼い主さんの温もりが感じられるので、怖がりな猫でも安心して身を委ねてくれる可能性があります。

安心感が伝わる抱っこも、長生きの秘訣のひとつ

猫は警戒心が強い性質から、恐怖を感じると強いストレスを覚え、体調を崩すこともあります。ですから、猫にとって安心できるかどうかは、健康的に暮らすうえで、とても大切なポイントです。そういう意味で、猫が安心かつリラックスできる抱っこも、猫がいきいきと暮らせる秘訣のひとつになります。

猫が安心できる「密着抱っこ」のポイント

1.飼い主さんと猫との間に隙間をつくらない

両わきを締め、飼い主さんの上半身に猫の体の側面を密着させます。隙間なくくっ付けることで、猫は飼い主さんの存在を感じて安心できます

2.猫の体を両腕で包み込むようにする

片方の腕で猫の上半身を抱え込みます。もう片方の腕で、猫の下半身(しっぽの付け根から後ろ足まで)をすっぽりと包み込み、全身を支えます

3.片方の腕に猫の両前足をのせる

上半身を抱えているほうの腕に、猫の両前足をのせます。こうすることで、猫の上半身を安定させることができます

〔NG!〕この抱っこは安心できません

飼い主さんと猫の体に隙間があると、猫は宙に浮いたようで不安な気持ちに。また、わきの下に手を入れて持ち上げるのも×。猫は立たされているようで、落ち着かないでしょう

猫がもっとリラックスできるプチ技

密着抱っこの体勢にタオルをプラスするだけで、猫がより喜ぶ抱っこをしてあげることができます。猫が近寄ってきたらすぐに用意できるように、タオルをつねに近くに置いておくといいですね。

1.ひじの内側あたりに猫のお気に入りのタオルを置く

密着抱っこをするとき、猫の顔が当たるひじの内側あたりにタオルを置きます。タオルは肌触りのよい、猫のお気に入りのものを使いましょう

2.タオルの上に猫の顔をのせる

腕のタオルの上に猫の顔がくるようにして、猫を抱っこします。顔周りやあごの下にタオルが触れて枕代わりになり、猫は心地よく感じるでしょう

猫のじょうずな触り方

耳の後ろはたいていどの猫も好き

猫が触られて喜ぶのは、自分で直接なめられない部分や、猫同士でなめ合う場所。人にすりすりくっ付けてくる頬などもそう。とくに耳の付け根の後ろあたりには、猫をリラックスさせるツボがあるとか。猫によって好みに差はありますが、耳の後ろはたいていの猫が喜ぶので、触るときはまずはここからがいいでしょう。

触られて喜ぶ場所

頬・あごの横から下・耳の後ろ

頬、あごの下、耳の後ろ(付け根あたり)の顔周りにはニオイを出す分泌腺が多くあり、猫はその部分を人や物にこすり付け、自分のニオイを付けることで安心します。そうした理由から、人に触られても気持ちがいいのです

とくにココ: 耳の後ろ

耳の後ろの印を付けたあたりが、とくに猫が喜ぶスポット。この近辺をやさしくなでるように触ると、たいていの猫はリラックスできるそう。ちなみにここは、発熱などを和らげるというツボがあるそうです。

触られて嫌がる場所

前足の先・お腹・腰・しっぽ

嫌がるのは猫同士でも毛づくろいし合わない場所。内臓が近いお腹、細かな神経が通る繊細なしっぽ、感覚器官として敏感な前足の先などが代表的で、動物には急所の部分です。背中は好き嫌いが分かれますが、腰は嫌がる猫が多いよう。

タイミング

自分から近寄ってきたりリラックスしているときに

猫は近付いてくる人を遠ざけ、動かない人には近寄っていく習性があります。飼い主さんは、愛猫が自ら近寄ってくるのを待つと、気持ちよく触らせてくれるでしょう。猫が見るからにダラーンと脱力して、リラックスした体勢のときも、比較的触らせてくれます。

猫から近寄ってきたとき

追いかけたり、捕まえて喜ぶ場所を触っても、猫は気持ちいいとは感じません。あくまで待ちの姿勢が、猫が触らせてくれるコツ

リラックスしているとき

足や体を伸ばしたリラックス状態のときを狙って。でもリラックスといってもぐっすり眠っている猫を起こして触るのは控えて。

〔NG〕
・無理に追いかけて触る
・ぐっすり眠っているときに触る

時間

愛猫の許容時間を知っておいて

どんな猫にも触られるのを許容できる時間があります。それを超えて触り続けると、噛む、引っかくなど攻撃されることも。何度か触って猫が嫌がり出す時間を把握して、それ以上触らないようにします。

体が強ばってきたら終わりどき

体が強ばってくるほか、耳をふせる、瞳孔が大きくなる、逃げようとする、しっぽをパタンパタンと動かすなども終わりどきのサイン。

強さ

なでるような軽いタッチでゆっくりと

できるだけ力を入れず、なでるような軽いタッチで触るのがポイントです。力を抜いてゆっくり大きく手を動かすことで、飼い主さんもゆったりとした気分になり、それが猫にも伝わって猫も落ち着くそう。
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そっと手を置いて滑らせる

頭から背中に向かって触るときは、手の重さだけで滑らせるくらいの軽さで。

指の腹で円を描くようにさする

あごの下も耳の付け根も、指の腹を使って円を描くようにやさしくさすります。

体勢

猫の真正面から触らないように

猫同士で正面から見つめたり、いきなり真正面から足を出すのは攻撃の意味。猫を怖がらせないためにも、猫の視界から外れた背中から触ってあげると、猫は安心して身を任せます。

太腿の間に、猫のお尻を入れて安定させる

自ら寄ってきたときや、抱っこができる猫は後ろ向き抱っこも一案。太腿の間に猫のお尻をフィットさせると、安定します。

背中側から近い距離で触る

手を伸ばした状態で触ると、手先に不必要な力が入りがち。密着するくらい、できるだけ近い距離で触りましょう。

〔NG〕
・いきなり真正面から触ろうとする
・遠くから手を伸ばして 触ろうとする

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それぞれ異なる個性を理解して、その子にあった育て方をしてあげることで、飼い主さんとの関係がもっと良好になります。
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