猫と暮らす
UP DATE
【獣医師監修】外出時の負担軽減に!猫をキャリーバッグに慣らす方法
キャリーケースが使えると、外出時の負担をグッと軽減することができます。ふだんからキャリーケースの存在に慣れさせて、猫にとって落ち着く場所にするために、できる対策をしておきましょう。

長谷川 諒 先生
獣医師
株式会社Ani-vet 代表取締役
保護猫施設専門往診病院 下京ねこ診療所 院長
動物病院京都 ねこの病院 所属獣医師
北里大学獣医生化学研究室 研究生
●所属:日本猫医学会/日本獣医腎泌尿器学会
●書籍(監修):『知っておきたい ネコの多頭飼いのすべて 獣医師が教える 幸せに暮らすためのポイント』メイツ出版 /『いちばんよくわかる猫種図鑑 日本と世界の60種』メイツ出版
続きを読む
株式会社Ani-vet 代表取締役
保護猫施設専門往診病院 下京ねこ診療所 院長
動物病院京都 ねこの病院 所属獣医師
北里大学獣医生化学研究室 研究生
●所属:日本猫医学会/日本獣医腎泌尿器学会
●書籍(監修):『知っておきたい ネコの多頭飼いのすべて 獣医師が教える 幸せに暮らすためのポイント』メイツ出版 /『いちばんよくわかる猫種図鑑 日本と世界の60種』メイツ出版
やむを得ない外出時に猫への負担を少なくできる
猫がキャリーケースに入ることに慣れていると、動物病院へ行ったり引っ越したりするなど、やむを得ない外出で入るときもストレスを軽減することにつながるでしょう。外出のときだけ入れられるのでは猫も警戒するため、落ち着ける場所という印象をもつように、ふだんから目につく場所に置いて慣らしておきましょう。
猫をキャリーケースに慣れさせるための対策
猫をふだんからキャリーケースに慣れさせるための、3つの対策をご紹介します。
(1)猫が過ごす部屋に置いてキャリーの存在に慣らす
ふだん猫が過ごす部屋にキャリーケースを置いて、目に触れさせます。部屋の隅や日当たりのいい窓辺など落ち着ける場所に置いて、日常生活でも入ってもらえるようにしておきましょう。取り外し可能なら、扉は外しておいてください。
(2)猫のニオイがついた物を入れてくつろげる場所と印象づける
猫がキャリーケースを警戒しなくなったら、中に猫のニオイがついた毛布やタオルなどを入れて、安心してくつろぎやすくしてあげましょう。
(3)キャリーに猫を入れて5分ほど家の周りを歩く
中に入ってくつろぐ様子が見られたら、扉をつけて猫を入れ、近所を5分ほど歩いてみましょう。何も怖いことは起こらないと印象づけるため、車やバイクが少ない静かな通りを選んであげてください。
外出中怖がり気味の猫には、帰宅後猫が喜ぶことをしてあげる
外出中に少し鳴いたり怖がったりした猫は、帰宅後すぐにおやつやフードをあげる、遊ぶ、なでるなど、その猫が好きなことをしてあげてください。「キャリーで外出=イイこと」と結びつけるためです。
猫をキャリーケースに慣れさせるために、ふだんからできるちょっとした工夫をご紹介しました。猫が怖がったり嫌がったりする場合は、無理せず徐々に慣らしてあげてくださいね。
監修/長谷川諒先生(きたじま動物病院)
文/ねこのきもちWeb編集室
参考&画像・イラスト出典/「ねこのきもち」本誌、ムックより
文/ねこのきもちWeb編集室
参考&画像・イラスト出典/「ねこのきもち」本誌、ムックより
CATEGORY 猫と暮らす
UP DATE