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猫にとって完全室内飼いは幸せだけど、しいていうなら「刺激」が不足 猫への「刺激」の与え方

安全な環境で暮らしている飼い猫は、どうしても生活上の「刺激」が不足しがち。例えば、狩りを模した遊びをしたり、猫の生態を考慮した環境作りをしたりして、日頃から愛猫にいい刺激を与えてあげることが大切です。猫にとって「ワクワクできる刺激」を増やすことは、心の健康維持にもつながるといわれています。

そこで今回は、何才の猫でも刺激は必要なのか、猫がうれしくない刺激はあるのかなど、刺激についての4つのギモンを、獣医師の藤井仁美先生に伺いました。

子猫やシニア猫でも刺激は必要?

Mix(茶トラ)のもなかちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
活発な子猫期には、遊びによる刺激が必要です。たくさん遊んで、十分にいい刺激を与えてあげましょう。
一方シニア猫は、寝ている時間が増えることから、刺激は特に必要ないのではと思いがちですが、刺激のない生活は認知機能の低下につながるおそれがあります。そんなシニア猫にとっては、大好きな飼い主さんとのスキンシップがいい刺激。なでられるのが好きな猫なら、たくさんなでてあげましょうね。

刺激を与えるために新しいおもちゃは必要?

スコティッシュフォールドの実夕ちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
新しいおもちゃが刺激になるかどうかは、その猫の性格や年齢次第です。好奇心が旺盛で新しいおもちゃを好む猫もいますが、臆病で新しいおもちゃに苦手意識をもつ猫もいます。
一般的には、若い猫のほうが新しいおもちゃを好むといわれていますが、全猫がそうとは限りません。おもちゃの新調は、愛猫の性格を考えたうえで検討しましょう。

猫がうれしくない刺激ってあるの?

Mix(ミケ)のモミジちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫がうれしくない刺激も、もちろん存在します。例えば、チャイムの音や柑橘系の香りなど、苦手な生活音やニオイは猫にとって嫌な刺激です。また、体の拘束を嫌うタイプの猫は、信頼している飼い主さんであっても、抱っこはうれしくない刺激になります。
愛猫の好みや性格をちゃんと理解して、嫌な刺激を与えないよう気を付けてあげましょう。

またたびはどんな猫に使っても大丈夫?

スコティッシュフォールド・ロングヘアのレオくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
またたびを与えた猫が反応をするのは、またたびの成分が脳内を刺激するからです。中毒性や依存性はないと考えられてはいるものの、よだれをダラダラ垂らすなどの強い反応を示す猫も。愛猫がまたたびに反応しすぎるタイプなら、使用を控えたほうがいいでしょう。
猫に刺激は必要ですが、どんな刺激でよろこぶか、あるいはどんな刺激を苦手とするかは、その猫によります。愛猫の性格や年齢を考えながら、そのコにとってうれしい刺激を与えてあげられるといいですね。
お話を伺った先生/藤井仁美先生(獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー)
参考/「ねこのきもち」2022年2月号『遊びに! 環境づくりに! ワクワクを増やすアイデアで、猫イキイキ うれシゲキわが家流』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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