4年に一度開催される、世界的スポーツの祭典もいよいよ開催間近! そこで今回は、スポーツの祭典に出場する国名が名前に入った猫種を4つピックアップし、その歴史や特徴などについて解説します。
アメリカンカール(アメリカ)
アメリカンカールは、1981年6月にカリフォルニア州で発見された迷い猫が起源。「シュラミス」と名付けられたこの猫は、黒い長毛のメスで、アメリカンカールはすべてこのシュラミスの血を引いているとされています。
反り返った耳が特徴
アメリカンカールの特徴といえば、名前の由来にもなった反り返った耳でしょう。この耳は生まれたときはまっすぐな状態で、生後3~10日もすると後ろにカールし始めるとされています。生後4カ月頃には反り耳が確立されますが、約50%の確率でカールしない耳(ストレートイヤー)の猫が生まれることも。
ブリティッシュショートヘア(イギリス)
骨太で力強い四肢や、コロコロとした体型が印象的なブリティッシュショートヘア。その起源は古く、北ヨーロッパで約2000年前に、ネズミ退治の目的で飼われ始めた猫がルーツといわれています。
賢いことでも知られる猫種
ブリティッシュショートヘアは賢いことでも知られる猫種。また、環境に順応しやすく、あまり鳴かないとされているので、共同住宅に住む人向きともいわれています。
成熟するのに時間がかかる傾向があるので、年齢を重ねるごとに増す魅力を味わうことができるでしょう。
ジャパニーズ・ボブテイル(日本)
ジャパニーズ・ボブテイルは、招き猫のモデルともいわれており、古くから日本に生息している日本猫がルーツとされています。短くてポンポン状のしっぽが特徴的な猫種で、世界に認められている唯一の「純血種の日本猫」です。
クールな魅力も備えている猫種
被毛の色は単色、二毛、三毛、パーティーカラーなどバラエティ豊富。以前はショートヘアしか認められていませんでしたが、現在ではロングヘアも認められています。スラリとした体型に加えて、ほかの猫と争わない冷静な一面もあるなど、クールな魅力も備えているでしょう。
シンガプーラ(シンガポール)
シンガポールの下水溝で暮らしていた「ドレインキャット」と呼ばれるノラ猫から、自然発生したと考えられているシンガプーラ。シンガプーラという名前は、シンガポールのマレー語読みが由来とされ、公認猫種のなかでは世界最小といわれています。
滑らかな肌触りの被毛が特徴
シンガプーラの子猫は、通常生後2カ月くらいまで「キトンブルー」と呼ばれる青い目の色をしていますが、生後9週間まではさまざまに変化し、成猫になるとグリーン、イエロー、ヘーゼルに定着するといわれています。被毛はとても短くシルキーで、滑らかな肌触りが特徴でしょう。
各猫種の詳しい情報が知りたい場合は、ねこのきもちWEB MAGAZINEの猫図鑑をチェックしてみてくださいね。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『アメリカンカールの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑』、ねこのきもちWEB MAGAZINE『ブリティッシュショートヘアの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑』、ねこのきもちWEB MAGAZINE『ジャパニーズ・ボブテイルの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑 』、ねこのきもちWEB MAGAZINE『シンガプーラの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑』(すべて監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー ヤマザキ動物専門学校講師 ヤマザキ動物看護専門職短期大学講師 高野八重子先生)
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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