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【獣医師監修】猫のゴロゴロ音!音で気持ちがわかる?その意味や効果を解説

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今回は、猫の「ゴロゴロ音」の仕組みや音の違いで分かる猫の気持ち、そして健康効果についてもご紹介します。あの心地よいゴロゴロ音には、それぞれ意味があったのです。この機会に覚えておけば、愛猫との仲ももっと深まりますよ♪

気になる猫の「ゴロゴロ音」の仕組み

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猫好きな方や飼い主さんなら、猫の「ゴロゴロ音」を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。実は猫がゴロゴロ音を出す理由は、いまだはっきりとは解明されていません。しかし長年の研究の結果、「ゴロゴロ音は鳴き声を作る声帯とは異なる部位で鳴っているのではないか」という有力な説が浮上しています。

ほかにも、猫の鳴き声とゴロゴロ音の周波数を見比べると全く異なることや、ゴロゴロ音を出しながらでも鳴けること、空気を吸いながらでもゴロゴロ音は発生することなど、さまざまな事実も明らかになっています。そして、ゴロゴロ音の高さの違いで、猫は気持ちを表現しているとも言われています。その音の違いを理解すれば、愛猫とのコミュニケーションが上手に取れるようになるかも知れませんよ。

【猫のゴロゴロ音】低い時はどんな気持ち?

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甘えているとき

猫のゴロゴロ音といえば甘えているとき、という判断が最もポピュラーでしょう。このときのゴロゴロ音は、中低音であることが特徴です。猫がリラックスしているときや、幸せを感じている時に鳴らすようです。おそらく猫を飼っている方なら、普段からよく聞くゴロゴロ音ではないでしょうか。

特に飼い猫の場合は、飼い主さんのことを母猫と同じような存在だと認識し、ゴロゴロと鳴らしながら擦り寄ってきます。一方でゴロゴロと鳴かない猫もいます。それはリラックスしていない、飼い主さんを信頼していないということではなく、親離れした大人な猫に成長した証と言えるでしょう。

ピンチや苦しいとき

ピンチや苦しいときにも、低くゴロゴロと鳴らすことがあります。過去に病院の診察台の上で、愛猫がゴロゴロ言うのを聞いたことがありませんか?怪我をしたときや分娩のとき、死に際やケンカを避けようとするときなどにも聞かれます。苦しい時や緊張している時に自分を安心させるために鳴らすとも言われていますので、いつもより低いゴロゴロ音を聞いたときには要注意です。

猫の低いゴロゴロ音はこんな感じ。

【猫のゴロゴロ音】高い時はどんな気持ち?

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「要求のゴロゴロ音」と呼ばれる、いつもより少し高めの音は、赤ちゃんの泣き声のように緊急性を感じる人が多いとか。実は要求のゴロゴロ音の周波数は、220ヘルツ~520ヘルツと言われており、赤ちゃんの泣き声と周波数が似ているため、そう感じるのは無理もないでしょう。

生まれたばかりの子猫はまだ目が見えないため、母猫は授乳をするときなどにゴロゴロ音で振動を起こし、近くにいることを子猫に伝えます。また、子猫も母猫に「お腹が空いた」「遊んで欲しい」という気持ちをゴロゴロ音で伝え、コミュニケーションを取ります。

そのときの名残で、大きく成長してからも何かを要求するときには、ゴロゴロと音を鳴らして気持ちを表現しています。飼い主さんに近づきながら少し高めのゴロゴロ音を鳴らしているときは、何かを要求しているからかも知れません。

高めのゴロゴロ音

猫がゴロゴロ音を鳴らさなくなった?

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気がつけば近頃、ゴロゴロ鳴かなくなったという猫もいます。子猫のころはよくゴロゴロ音が聞こえていたのに、病気なのでは?と不安になる飼い主さんもいるでしょうが、心配いりません。ゴロゴロ鳴かなくなるのには、いくつか理由があります。

大人になったから

子猫が母猫に甘えてゴロゴロ鳴くのはよくあること。猫が成長し大人になったことで、ベタベタと甘えることをしなくなったのかも知れません。

去勢・避妊手術をしたから

去勢手術や避妊手術をするとあまり甘えなくなってしまう猫もいます。手術をする前はスリスリと甘えながらゴロゴロ鳴らしていたのに…と言う飼い主さんも多いとか。

ゴロゴロ音が小さかっただけ

猫によって鳴き声の大きさが異なるように、ゴロゴロ音が元々小さくて聞き取れなかったり、成長の過程で変化して小さくなってしまう猫もいるようです。お腹にそっと耳を当てると実はゴロゴロ鳴いていたということもあるので、ゴロゴロ音を聞かないなと思ったら、ちょっと耳を澄ませてみてください。

猫のゴロゴロ音が及ぼす健康効果

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猫好きな方や飼い主さんの中には、ゴロゴロ音で癒しを感じたことがある方もいるでしょうか。実は猫の「ゴロゴロ音」は、実際にリラクゼーションとして活用されているのです。その名も「ゴロゴロ・セラピー」。フランス発祥の、ゴロゴロ音を利用した治療・リラクゼーションの方法です。ストレスなどに対する精神医療の一環として取り入れられており、なんと一定の効果が認められているのだそうですよ。

一般的な猫のゴロゴロ音は、25ヘルツの低周波だと言われています。20〜50ヘルツの低周波は体の緊張をほぐし、自律神経のひとつ副交感神経を優位に立たせる効果があります。低周波は、別名「ハッピーホルモン」とも呼ばれており、「セロトニン」を分泌させて幸せな気分にする効果があると言われています。また、猫は骨折の治癒速度が他の動物よりも3倍速いと言われており、それもこのゴロゴロ音による振動の効果だとされています。フランスでは、理学療法士による人への骨折の治癒にも再現されているようです。

猫の「ゴロゴロ音」は、コミュニケーション手段には欠かせない役割があり、さらには健康効果をもたらす不思議な効果までありました。もし疲れたなと感じたときは、ゴロゴロ音で愛猫と一緒にリラックスしてはいかがでしょうか。
大変奥深い猫のしぐさや生態、それに基づいた猫の気持ちについて「ねこのきもち」では詳しく紹介しています。他の記事とあわせて、猫ちゃんとのコミュニケーションにぜひお役立てくださいね。

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出典/『ねこのきもち』17年5月号「猫の体を科学する」(監修:尼崎肇 先生)
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/紺道ゆあん
※写真はスマホアプリ「ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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