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【獣医師監修】猫の去勢手術 費用・去勢後の猫の変化は

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オス猫を家族に迎え入れたら、気になるのは去勢手術のこと。そこで今回は、猫の去勢手術の必要性やメリット・デメリットに加え、去勢手術を行うタイミングや費用、手術の流れや術後起こりうる変化について詳しく解説します。

猫の去勢手術は必要なの?

アメリカンショートヘアのまめ太ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

猫の去勢手術を行うかどうかは、飼い主さんの考え方次第です。去勢手術にはメリットとデメリットがあるため、猫の健康状態や生活環境などを含め、飼い主さんと猫にとって必要かどうかをよく考えてから、決断するようにしましょう。

去勢手術のメリット

  • マウンティングやスプレー行動といった、性ホルモンの影響で起こりやすい行動をしにくくなる
  • ケンカや放浪など、リスクの高い行動をしにくくなる
  • 生殖器系の病気を予防する効果が期待できる など

去勢手術のデメリット

  • 全身麻酔によるリスク
  • 太りやすくなることがある など

ただし、事前に受ける身体検査や血液検査などによって、全身麻酔のリスクはある程度判断できるため、きちんと事前検査を受けていれば極端に心配する必要はありません。
また、去勢手術自体が猫を太りやすくさせるわけではなく、術後の猫の行動の変化によって太りやすくなるため、去勢後の食事管理や十分な運動などをきちんとすれば起こりにくい問題といえるでしょう。

猫の去勢手術はいつ頃行ったらいいの?

茶トラ猫のバロンちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

オス猫が性成熟を迎えるのは一般的に4~6カ月頃とされ、この頃になるとスプレー行動や放浪、ケンカといったオス猫の気質による行動が徐々に見られるようになります。性成熟を迎える前に去勢手術を行うことで、こういった行動を起こりにくくすることが期待できますが、生後4~6カ月を過ぎていてもまだ体の小さな猫は、手術に伴う体の負担が大きくなる場合があるため、実際の手術の時期については主治医とよく相談をするといいでしょう。

一般的には、生後5~10カ月頃に去勢手術を行うことが多いようですので、オス猫を迎え入れたら、早い段階でかかりつけの獣医師に相談してみることが大切です。

以下の記事にも猫の去勢手術に関する情報が紹介されていますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

猫の去勢手術にかかる費用はどのくらい?

スコティッシュフォールドのしらすちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

平成27年の日本獣医師会の調査によると、猫の去勢手術にかかる費用の相場はおよそ13,000円前後です。これに加えて、手術前後の検査代や薬代、入院費などが必要になります。

去勢手術にかかる費用は動物病院によって異なるため、事前に獣医師から説明を受けるようにしましょう。

補助金が受けられる場合も

お住まいの地域の自治体や獣医師会によっては、1,000~6,000円程度の補助金を受けられるケースがあります。補助金での去勢手術を検討している場合は、お住まいの地域の自治体や獣医師会に問い合わせてみるといいでしょう。

以下の記事でも、猫の去勢手術の費用などについて詳しく紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。

猫が去勢手術を受けるまでの流れは?

黒白猫のぱるちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

去勢手術を受けることが決まったら、手術に備えて術前検査を行います。主な検査内容は血液検査ですが、そのほかにも、個々の猫の状態に応じてとレントゲン検査や腹部エコー検査、心機能検査などをすることもあります。手術の数日前~当日の手術までの間の、主治医から指定されたタイミングで受けるのが一般的です。これらの結果を総合的に見て去勢手術が可能かどうかを判断します。

去勢前に気をつけることは?

事前検査で何も問題がなければ、いよいよ去勢手術です。手術前日は指定された時間以降は食事やおやつ、水などは与えず絶食・絶水にし、当日は胃を空にして動物病院へ向かいます。ただし、脱水予防などの目的で、手術数時間前まで水のみ飲むことが許されるケースもあるので、獣医師に確認しておきましょう。

どんな手術をするの?

去勢手術で主に用いられるのは、精巣を包む皮膚(陰のう)にメスを入れて取り出す「皮膚切開手術」です。切開するのは約1cmほどで傷は小さく、手術自体10分もかからずに終わることがほとんどなので、多くの場合は入院せずにその日のうちに帰宅できるでしょう。

ただし、まれに精巣が陰のう内まで下がってきておらず、お腹の中に残ってしまっているケース(停留睾丸)もあります。停留睾丸はそのまま残しておくと体の負担になるるため切除をしますが、このような場合は腹腔内の精巣を取り出すために開腹手術や腹腔鏡手術を行うため、入院が必要になることもあります。

去勢後に気をつけることは?

去勢手術は猫の心身にストレスがかかることも多いため、手術を受けた猫が安心して過ごせるように配慮が必要です。帰宅後、猫が部屋の隅に隠れるなどの行動を見せたら、落ち着くまでは隠れた場所から無理に出すようなことは極力避け、静かに見守ってあげましょう。

また、去勢手術は基本的に短時間で行われる手術ですが、猫の体に負担がかかっていることには変わりありません。全身麻酔後は、目を覚ました後も麻酔の影響が数時間以上残ることもあるため、誤嚥の防止のために食事や水は主治医に指示された時間までは与えないようにしてください。
食事や水を始める際にも、置き水はがぶ飲みしないよう少量ずつ足すようにし、食事は時間をおいて小分けに与えるようにしましょう。術後につけるエリザベスカラーを猫が嫌がるようなら、獣医師と相談して対策をとることも大切です。

なお先述したように、去勢後は太りやすくなるため、肥満にならないよう注意が必要です。食事量を今までの8割ほどに抑え、運動不足にならないよう遊ぶ時間をしっかりとつくることで、肥満にならないよう心掛けましょう。

去勢後は猫の性格が変わる?

ノルウェージアンフォレストキャットのレオちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

去勢手術の前後では、愛猫の性格が変わったと感じる飼い主さんも少なくありません。特にオス猫はメス猫の鳴き声に興奮しなくなるため、闘争心が減ってケンカも少なくなる傾向があり、穏やかになったと感じるかたも多いようです。

また個体差はありますが、オス猫の気質が強く表れる前に去勢手術を行うことで、大人になっても子猫のような甘えん坊の性質が残る傾向にあるといわれています。

以下の記事では、去勢手術後について詳しく解説しているため、あわせて参考にしてみてください。

猫の健康や生活環境を考えて判断しよう

サバトラ猫の炭治郎ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

最近では多くの飼い主さんが選択する去勢手術ですが、メリット・デメリットはもちろん、猫の健康面などによっても必要性は変わってきます。いずれの場合も、飼い主さんと猫にとって何がよい選択なのか、しっかりと向き合うことが大切です。

去勢手術について少しでも不安な場合は、かかりつけの獣医師に相談してみてくださいね。

参考/「ねこのきもち」2017年5月号『術後の“?”もスッキリ! 去勢・避妊手術のすべて』(監修:「Pet Clinic アニホス」院長 弓削田直子先生)
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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