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猫の『脱走』について解説!逃げやすい猫は?脱走経路は?予防策は?

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猫を飼っていると気を付けたいのが「脱走」です。体が柔軟な猫は飼い主さんも驚く方法で、いつの間にか逃げ出してしまうことも。今回は外飼いのデメリットや脱走しやすい猫の特徴、よくある脱走ルートに防止策、マイクロチップの必要性についても解説します。

愛猫を外飼いするデメリット

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昔は「猫を飼っている」という家庭は多く、多頭飼いをしている家もちらほら見かけました。その実情は、飼い猫といわれる猫たちは日中の間は外出しており、お腹が空くと家へ帰ってくるという生活。そして、ときには猫友達を連れて家に入ってくるので、自然に多頭飼いになったというケースが多かったようです。

今でも地方に行くと、そういった飼い方をしている家を見かけることがありますよね。しかし最近は状況が変わり、猫との生活を始めるにあたっては「完全室内飼い」を推奨しています。そのワケは大きく分けて3点です。

1. 感染症のリスクやケンカを防ぐ

外で生活している猫は、さまざまな感染症を持っている可能性があります。猫白血病ウイルス感染症・猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)・猫クラミジア症・トキソプラズマ症・猫カリシウイルス感染症・皮膚糸状菌症など、中には人に感染する病気もあるので、ほかの猫と接触させないことで感染を防ぐことが大切です。

そして、猫同士によるケンカも避けさせたいところです。ケガの場所によっては、愛猫が一生不自由な思いをしてしまうかもしれません。

2. 近所迷惑を防ぐ

外飼いしてしまうと、他人の庭で排せつをしてしまったり、植木の破損などイタズラしてしまったりする可能性も捨てきれません。中には猫の鳴き声を迷惑に感じる人もいるでしょう。

3. 事故や交配、誤食を防ぐ

交通事故や慣れない場所での迷子、メス猫には妊娠の心配もあります。さらに気を付けたいのが、誤食です。外にはどんなものが落ちているか分かりません。お供え物や落としてしまったアイスクリーム、ゴミ置き場に捨てられている食べかけのお弁当などをあさるかもしれません。

ときどきニュースでみかける悲しい事件の被害者にさせないためにも、完全室内飼いは大切なのです。

脱走しやすい猫はどんな猫?

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元ノラ猫

もともと外で生活をしていた猫は、室内に閉じ込められることを嫌う傾向にあります。もしかすると、すでにテリトリーを持っていたのかもしれませんね。元の居場所に戻りたいという気持ちから、脱走を図ろうとするのです。

さらに元ノラ猫は、外の刺激ある生活を経験しています。飼い主さんが管理する室内は清潔で安全ですが、刺激が少ないと感じるかもしれません。

元保護猫

保護猫を引き取って育てている場合も、脱走の危険性はあります。その猫は元ノラ猫という過去があるのかもしれませんし、過去の嫌な記憶によって人を怖がっているのかもしれません。「人がいないところへ逃げたい」という気持ちから、脱走を図る猫もいます。

発情期中のメス猫と引き付けられたオス猫

メス猫は気温が温かくなると、発情期を迎えます。その時期になると、オス猫を呼ぶために大きな声で鳴いたりマーキング行為をしたりと、外へ出ようとするでしょう。そして、その声やニオイに引きつけられたオス猫も同じように、メス猫を探しに行こうと脱走を図りやすくなります。

この他にも好奇心旺盛な猫や、怖いもの知らずの子猫にも注意が必要です。

猫の脱走ルートを知ろう!

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猫の脱走ルートその1「玄関」

飼い主さんの外出時や帰宅時を見計らって、脱走を図る猫が多いようです。中には「ピンポーン」と音がすると玄関が開くことを分かっている猫が、来客時に脱走!なんてことも。宅配のやり取りをしている間に、うまく抜け出す猫もいるようです。

猫の脱走ルートその2「窓」

洗濯物を外に干そうと窓を開けたときや、空気の入れ替えで窓を開けたときは要注意。網戸が無い窓からなら脱走は簡単です。

猫の脱走ルートその3「網戸」

たとえ網戸を締めていても、器用な猫なら脱走できます。網目に爪を引っかけ横にスライドさせて網戸を開ける猫や、網を破って強行突破する猫もいます。家の扉を自由に開けることができる猫がいますが、それと同じように、網戸を開けられることが分かると繰り返してしまうので注意が必要です。

猫の脱走ルートその4「ベランダ」

2階にあるベランダなどは、猫からすると恰好の脱出ルートです。飼い主さんが「高さがあるから怖がって降りないだろう」と油断しているときこそ、猫にとっては狙い目です。猫はバランス感覚に優れており、2~3階の高さならば難なく移動できます。人には足場にならない箇所でも、猫は階段と同じような感覚でヒョイっと降りてしまいます。

脱走したら飼い主さんの行動は?帰ってきたら防止策を!

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脱走猫の探し方

1. 近所を捜索
万が一、愛猫が脱走してしまったら、まずしたいのが「近所の捜索」です。外の世界に慣れていない猫ほど家の近所を散策していることが多いので、自宅から半径50m以内を集中的に探してみましょう。もし動物病院などの外出先で脱走してしまうと、見つけることが困難になる場合があります。移動の際には必ずキャリーケースを用いて、洗濯ネットなどに愛猫を入れておくと安心です。

2. 見つからない場合は呼びかけを!
近所で見つからない場合はポスターの作成や、動物愛護センターや動物病院への連絡、SNSを使って呼びかけるのも良いでしょう。何かしらの情報が入ってくるかもしれません。

予防策を講じるのも大切!

【自分のテリトリーが見やすいようにキャットタワーを設置】
テリトリーを大切にする猫は、高いところから周囲を見渡せる場所が大好きです。キャットタワーや本棚などの設置場所を工夫し、猫が高いところで休める環境を作りましょう。

【網戸が開かないようにロックをかける】
今まで以上に窓の開け閉めには注意を払いましょう。網戸が開かないようにするロック(ストッパー)も有効です。最近では、ホームセンターの防犯用品売り場などでも見かけますね。もし網戸を破ってしまう猫がいる場合は、頑丈な網戸用ネットに張り替えることをおすすめします。

【玄関には防止柵を!】
玄関を2重扉にしてしまう方法もおすすめです。格子状の柵を本来の玄関扉の内側に設置し、猫を玄関から外に出さないようガードします。どこにでも設置できるタイプの防止柵を選べば、玄関と部屋の間の廊下にも設置することができ、玄関に近寄らせないことができるでしょう。

また、迷子札を付けておくことも大切です。

被災地でも役に立ったマイクロチップ

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最近よく耳にするようになった「マイクロチップ」。聞いたことはあっても、愛猫に装着している飼い主さんは、まだまだ少ないようです。体内に異物を埋め込むという行為に抵抗があるようですが、実際に装着したことでイイコトがあった例も。

2016年4月に起こった熊本地震。その影響で熊本市にある「竜之介動物病院」は、飼い主さんを探す迷子猫のポスターでいっぱいになったそうです。保護されてきた猫の中にはマイクロチップが埋め込まれている猫もおり、リーダーをあてたことで登録情報を確認できました。

マイクロチップを装着していた猫の多くは飼い主さんと再会でき、話を聞かせてくれた院長の徳田竜之介先生も安堵したとか。装着していても被災の混乱の中では、連絡が取れない場合もあるかもしれませんが、普段から脱走や迷子の心配がある猫には、有効な手段の一つといえそうです。

愛猫の脱走は、日頃の注意で防ぐことができることもあります。もし脱走してしまっても飼い猫は家のそばにいることが多いので、重点的に探してみましょう。もし見つかったら、叱らないで優しく迎え入れてあげてくださいね。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「猫が脱走したときの危険は? 対策から脱走したときの捜し方まで」

参考/『ねこのきもち』2016年11月号「マイクロチップはやっぱり必要?」(監修:服部幸先生)
    『ねこのきもち』WEB MAGAZINE「【ペットシッターが解説】猫の脱走防止策まとめ」
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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