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一人暮らしで猫を飼う~心構え・グッズ・注意点・メリットを専門家が解説

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猫を飼いたいけど、一人暮らしだからとあきらめていませんか。今回は一人暮らしで猫を飼う心構えや準備したいグッズ、注意点などをご紹介します。後悔しないためにも、ちゃんと準備を整えましょう。実は、一人暮らしだからこその猫を飼うメリットもあります。

一人暮らしで猫を飼うときの心構え

1. 一生責任を持って飼うことができる

これはとても大切なことです。一般社団法人ペットフード協会の調べ(2017年)では、猫の平均寿命は15.33才となっています。長寿の猫は、20年以上生きることも。それを踏まえた上で、一生責任を持って飼うことができるかを考える必要があります。

2. 猫を飼える物件に住んでいる

ここが2つ目のポイントです。すでにペットを飼える物件に住んでいるならば問題はないのですが、ペット不可物件の場合は引っ越すか、残念ですがあきらめるしかありません。

3. 猫を迎え入れる経済的余裕がある

猫を飼うにも費用がかかることを忘れてはいけません。温度調節のための光熱費アップや食事、病院代など、案外費用はかかるものです。インターネットのアンケート調査では、1年間で猫にかけた費用は以下のようになっています。

1年間で猫にかけた費用
項目2017年
病気やケガの治療費43,057
フード・おやつ43,450
シャンプー・カット・トリミング料7,180
ペット保険料31,050
ワクチン・健康診断等の予防費13,270
ペットホテル・ペットシッター14,589
日用品11,825
洋服4,387
首輪・リード2,783
防災用品4,139
サプリメント12,407
交通費5,744
光熱費(飼育に伴う追加分)15,540
合計209,421

アニコム損害保険株式会社調べ

4. 緊急時に猫を預かってくれる人や場所を確保できる

なるべく家を空けないようにしても、仕事や緊急時には必要になる場合があります。一人暮らしで猫を飼うならば、緊急時に猫を預かってくれる人や場所の確保が必要です。猫の世話をお願いできる人を見つけておくか、ペットホテルやペットシッターサービスなどを事前に調べておきましょう。

また、近隣の動物病院についても、あらかじめ場所や休診日などを確認しておくと安心です。できれば夜間救急も調べておくのが望ましいでしょう。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「一人暮らしでも、猫が飼いたい! 絶対に押さえておきたい6つのポイント」

ねこのきもち WEB MAGAZINE「【猫を飼いたい人向け】お留守番・費用・爪とぎの疑問に回答します!」

一人暮らしで猫を迎える前に準備しておきたいグッズ

初めて猫を飼う場合に準備しておきたいグッズを、初日から必要なものと徐々に準備したらよいものに分けてご紹介します。

一人暮らしで猫を迎える|初日から必要なもの

キャットフード、フードボウル&水入れ


猫の年齢に応じた、「総合栄養食」のキャットフードを用意します。「総合栄養食」とは、猫のライフステージに合わせて、栄養とエネルギーバランスを考えて作られたフードのこと。消化吸収されやすく、効率よく体内で使われることも考慮されています。総合栄養食と水だけで健康状態が維持できるようになっているため、毎日の主食として与えるのに適しています。

「一般食」「副食」と表示されたフードは、特定の栄養補給や食いつきアップなど嗜好性を重視していますので、それだけしか与えないと栄養は不足してしまいます。あくまでも総合栄養食を主食として、一般食や副食は1日に必要なエネルギー量の10~20%以内にしておきましょう。

安全性や衛生面から考えると、フードや水を入れる容器は、陶器やステンレス製がおすすめです。水用の容器は、よく飲ませるためにも数カ所に置くとよいでしょう。また「自動給水器」は、常にきれいな水を与えることができるので、一人暮らしには便利なアイテムです。

トイレ(システムトイレ、または容器&トイレ砂)


最近は、システムトイレ派が増えています。掃除も簡単で、ニオイ対策にもよいことが理由のようです。子猫の場合は、少し小さめの使いやすいトイレを用意してあげるといいでしょう。トイレ砂を途中で変更すると、猫が使わなくなることもあるので、最初が肝心。飼い主さんの使い勝手もありますが、猫の好みを優先させてあげましょう。トイレの設置場所にも気を配り、猫が快適に排泄できる環境を整えてあげてください。

キャリーケース


キャリーケースは、猫を迎えに行くときに必要です。また、動物病院や災害避難など、移動の際に活躍するアイテムですので準備しておきましょう。キャリーケースに入るのを嫌がる猫もいますので、子猫のうちから慣れさせておくことをおすすめします。

爪とぎ器


猫の爪とぎは本能ですので、やめさせることはできません。そのままにしていると、あちらこちらで爪をとぎ壁や柱、家具がボロボロになってしまうことも。そうなる前に爪とぎ器を用意して、そこで爪をとぐように教えましょう。

爪とぎ器の素材は麻、段ボール、木などさまざまで、猫によって好みもあります。たとえば段ボールをかじる子の場合は段ボールでない素材にするなど、愛猫に合ったものを見つけましょう。

一人暮らしで猫を迎える|徐々に準備したいもの

猫用ベッド


猫は1日の大半を寝て過ごしますので、快適な寝床が必要です。高い所や部屋の隅っこ、日当たりの良い所など猫が好む場所に、猫の居場所をつくってあげましょう。ペット用ベッドやクッションなどに、タオルやフリースを敷いて使うと、汚れたり抜け毛が付いたりしても楽に洗濯ができるので便利です。

おもちゃ


生後1~2カ月を過ぎたころから、猫は一人遊びを始めます。子猫の時期は、好奇心が旺盛で動くものすべてに興味を示すので、好奇心を満たすことができるおもちゃを用意しましょう。成猫も、運動不足解消やストレス解消におもちゃが役立ちます。

お手入れ用品


爪切りやブラッシングなどのお手入れ用品は、できるだけ早くから用意したいものです。迎える猫が子猫の場合、早くから慣れさせることで、成長してからもお手入れを嫌がりにくくなります。

首輪、名札


完全室内飼育でも、万が一脱走してしまったり災害に巻き込まれてしまったりと、迷い猫になるおそれもないとは言えません。そうなった場合を想定して、猫の名前、飼い主さんの名前と連絡先を書いた名札と首輪を用意すると安心です。

ただし、子猫の場合は首輪が引っかかりやすいので、引っかかったときにすぐに取れるもの、抜けやすいものを選ぶか、首輪をつけない方がよいでしょう。

ケージ


ふだんからケージに慣れさせて、安心できる自分の部屋のようになると、来客時や掃除機の音など苦手なものを避けて自ら中に入るようになります。留守番時に入ってくれれば、誤飲・誤食や事故も防げて安心です。また、ペットホテルや病院、災害での避難時は、ケージで過ごすことが多くなります。ケージに慣れておくことで、緊急時の猫のストレス軽減につながります。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「猫を飼いたい一人暮らしの方へ|必須アイテムや留守時の対応を伝授!」

一人暮らしで猫を飼う際の注意点は?

基本的に飼い主さん1人としか接する機会がなく、家の中が静かなので、いろいろな刺激に対して弱くなってしまうおそれがあります。そうなると、何かあった場合に猫が大きなパニックを起こすことも。

ふだんからキャリーケースでのお出かけや来客など、家や飼い主さん以外の物事に少しずつ触れる機会をつくり、刺激にある程度慣れさせるのも、過度なパニックを避ける助けになるでしょう。猫のストレスに注意しながら、できることから無理のない範囲で行いましょう。

また、仕事などで日常的に長時間家を空けるのであれば、室内の環境や日々の対応に工夫をしましょう。上下運動ができる場所をつくり、帰宅後にも遊んであげるなど、猫が愛情不足や運動不足にならないように注意が必要です。

一人暮らしで猫を飼うと、お互いにどんなメリットがある?

飼い主さん1人と猫1匹の場合、猫と人が強い信頼関係で結ばれることが多く、とてもディープな関係を築くことができるため、よいパートナー同士になれるでしょう。また、一人暮らしで猫を飼う場合、落ち着いた穏やかな環境で生活できることは、猫にとってメリットになるでしょう。飼い主さんにとっても、猫がいることが心の安らぎになったり、家で自分を待っていてくれる存在がいるうれしさを感じられたりといったメリットがあります。

猫は独立心が強いので、基本的に1匹でも、ある程度過ごすことができる動物です。常に構っていなくても心配はありませんので、一人暮らしでも比較的飼いやすいと言えます。ただし、適度なコミュニケーションや刺激は必要です。お互いに信頼関係を築くことができれば、あなたにとって猫はとても素敵な家族になるでしょう。

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参考/「ねこのきもち」2017年1月号『“○人暮らし”ならでは 家族の人数別 愛猫とのLOVEのカタチ』(監修:帝京科学大学助教 小野寺温先生)
   「ねこのきもち」特別編集「子ねこのきもち」『子猫が来ると決まったらコレを準備!』(監修:玉野恵美先生)
   「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『猫を飼いたい一人暮らしの方へ|必須アイテムや留守時の対応を伝授!』
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/gyo
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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