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【獣医師が解説】愛猫が吐いた!猫の体調&吐瀉物のチェック方法とは

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猫はわりとよく「吐く」イメージがありますが、その理由はさまざま。一過性のケースから、ときには緊急性の高いケースもあります。事前に猫が吐いたときに考えられる理由と対処法を知ることで、もしもの際に慌てず行動できるようにしましょう。

吐いたものの見極め方

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多くの猫は毛玉などを吐くことがありますが、その理由として病気や体の不調が原因となっていることもあります。その場合、猫が吐いたのはどんなものなのか、吐いた後にぐったりしているかどうかなど、吐瀉(としゃ)物と状況を合わせて見極めることが重要です。

特に猫の吐瀉物は、吐いた原因を見つける手がかりとなります。吐瀉物の色が明らかにおかしかったり、何かしらの異物が見られたりしたら要注意!もし吐いたものに異常がなくても、猫の様子がいつもと違う場合はそのままにせず、獣医さんに相談しましょう。

即病院へ。病気・トラブルの可能性

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病気・トラブルの疑いがある吐瀉物には、次のようなものがあります。いずれも緊急性が高いので、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

血が混じっている

吐瀉物が赤黒く、血が混じっている状態です。これは吐き過ぎや胃液の逆流で、食道のまわりが荒れて傷付いている可能性があります。もし血の量が特段多いときは、重篤な病気の疑いもあります。

異物が混ざっている

吐瀉物の中に異物が見受けられるなら、猫が消化できない固形物を食べてしまった可能性があります。吐き出しきれなかった固形物が体内に残ったままになっていたり、消化管が傷付いていたりする危険があります。

異臭がする

小腸まで進んでいたものを嘔吐すると、嘔吐物から便臭がします。また、危険な液体を口にしたときにも異臭がすることがあります。

吐いた後の猫の様子にも要注意

吐いたあとの猫の様子として、次のような様子が見られないか注意しましょう。

・食欲がない
・物陰に隠れて出てこない
・体に触られるのを嫌がる
・口臭がある
・一日に4回以上嘔吐する
・瞬膜(眼がしらにある白い保護膜のこと)がでたままぐったりとしている。

瞬膜は出ていてもすぐに戻れば正常ですが、体調不良の場合は出たままの状態になることがあります。

少し様子見。一過性の嘔吐かも

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ときに猫は、生理現象として吐くときもあります。もし吐いたあとに猫が元気であれば、深刻な病気の可能性は低いでしょう。ただし嘔吐する行為だけでも、猫の体には負担がかかります。普段からなるべく吐かせないような対策をして、体への負担を少なくしてあげると良いでしょう。一概には言えませんが、一過性と判断できる吐瀉物は次のようなものです。

まだ消化されていないフード

消化されていない、もしくは消化中のフードを吐くことがあります。フードの種類や消化具合などによって、吐瀉物の見た目が異なります。

ねこ草

猫は毛玉を吐くことを促すため、本能的に「ねこ草」を口にすると言われています。吐瀉物の中に飲み込んだ毛とねこ草が混じっているなら、ねこ草を食べたことによる嘔吐の可能性が高いです。

毛玉

毛玉は猫の毛の長さや色によって、見た目と量が異なります。食べたフードの色が混じることもあります。

胃液

胃液を吐き出したときは、白い泡が混じっていることがあります。水を飲んだ後なら、量が多い場合もあるでしょう。

様子見でも油断は禁物!

嘔吐後に一見元気そうに見えても、次のような症状が出たら病気の疑いがあります。その場合は獣医師に相談しましょう。

・ウンチが1日経っても出ていない
腸の詰まりが原因で嘔吐している可能性があります。時間が経つと、緊急性の高い便臭がする吐瀉物を吐き出す場合もあります。

・消化前のフードをよく吐いたり、1回の食事量が減ったりしている
異物などが詰まると食道が細くなり、フードが胃まで届かなくなることがあります。そのため、食道に溜まったフードを吐き出してしまいます。

愛猫が吐いたらどうすればいいか【即病院へ行く場合】

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緊急性の高い嘔吐の際、その原因を調べるためには、吐瀉物そのものを持参するのが一番です。吐瀉物はラップで包み、密閉容器に入れるとニオイや液漏れを防ぐことができます。もし実物の持参が難しければ、嘔吐物の写真やメモを持って行きましょう。

そして猫を動物病院へ連れて行くときに大事なのは、キャリーケースをなるべく揺らさないこと。猫の体が揺れると食物などが気管に入ってしまったり、車酔いなどで体調が更に悪化したりすることもあります。キャリーケースをしっかり抱いて、なるべく揺らさないようにしましょう。猫を落ち着かせるために、キャリーケースごとタオルで覆ってあげるのも良いです。

愛猫が吐いたらどうすればいいか【様子見の場合】

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ひとまず様子見で良さそうな場合でも、吐いた直後の猫は疲れてしまいます。そんなときは背中をさすったりせずに、なるべくそっとしておいてあげましょう。吐くと口の中が不快になったり喉が渇いたりするので、飲み水も忘れず用意してあげてください。飲み水を用意したら、飼い主さんは落ち着いて、その後の愛猫に異変が無いか見守ってあげましょう。

猫の嘔吐に迅速に対応するためにも、愛猫の様子を普段からよく観察しておきましょう。そして猫が誤飲しそうなものは、出来るだけ片付けておいてください。特に輪ゴムやヒモ類には注意。日々の生活環境の見直しは、愛猫の健康管理にもつながりますよ。

出典元/『ねこのきもち』2016年2月「猫の「吐く」大全」(監修:重本仁先生)
文/kate
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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