1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 飼い方
  4. 食事・キャットフード
  5. 【獣医師監修】アレルギー用キャットフードの選び方と与え方

猫と暮らす

UP DATE

【獣医師監修】アレルギー用キャットフードの選び方と与え方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人と同じように、猫も食物や花粉などでアレルギーを発症するおそれがあります。今回は、猫の主なアレルギーの原因や症状、食物アレルギーの治療法や、治療中に気を付けるべきこと、フードについてなどを解説。人気のフードブランドランキングもご紹介します。

監修/徳本一義(獣医師)
徳本先生

猫が発症するアレルギーの原因や症状は?

スレンダーな猫
getty

猫が発症する主なアレルギーの原因と症状は、以下のとおりです。

食物アレルギー

動物には、体内に侵入したウイルスや細菌を“異物”と判断し、撃退する免疫機能が備わっていますが、この機能が誤って食物を異物と認識してしまうことがあります。食物アレルギーとはこの状態のことであり、異物と判断された物質のことを、アレルゲンといいます。

アレルゲンの多くはたんぱく質で、猫の場合は食べる機会の多い牛肉や乳製品、魚などのたんぱく質が原因となることが多いようです。また、繰り返し同じ成分を摂取することで、突然症状が出るケースもあるため注意しましょう。

食物アレルギーは成長期に多く見られるため、1才未満で非季節性のかゆみが続く場合は、動物病院を受診してください。

症状

強いかゆみを感じるほか、頭や首、耳などに発疹や脱毛などの症状が多く見られます。また、皮膚症状のほかにも、ウンチの量が増えたり、嘔吐や下痢をしたりといった消化器系の症状が出ることもあります。

ノミアレルギー

ノミは動物の体表に寄生し吸血しますが、その際に針から出す唾液が強いかゆみを引き起こすことが。特に、室外に出ることがある猫はノミに寄生されやすく、早急に駆除をしないと発症リスクが高まります。

症状

症状が出るのは主に背中で、激しいかゆみのほか、脱毛やかさぶた、赤く盛り上がったしこりのようなものができることもあります。

猫アトピー性皮膚炎

ホコリやダニ、花粉といったアレルゲンを吸い込んだり、皮膚に付着したりすることで発症します。1~3才の比較的若い猫に多く、年齢とともに重症化することもあるようです。

なお、いわゆる「猫アトピー性⽪膚炎」は詳しい病態がわかっておりません。犬では研究が進み新薬が発売されていますが、猫ではまだ解明が難しい状況です。

症状

主な症状は、顔や足、内股、腋の下、下腹部などの皮膚に、かゆみや赤みが生じます。広範囲にかゆみが生じるため、患部をなめ続けることで脱毛することもあります。

猫がもっともかかりやすいアレルギーとは?

可愛い猫
getty

もっとも多く見られるのは、ノミアレルギー

猫が発症するアレルギーのなかでも、もっとも多く見られるのはノミアレルギー性皮膚炎です。食事で治療することは難しいのですが、一般的な炎症性皮膚疾患では良質な脂肪酸(オメガ3脂肪酸)を多く摂取することが有用な場合も。

とはいえ、ノミやダニについては非常に優れた駆除薬があるので、それによって予防さえすれば、ほぼ完全に抑えることができます。

アレルゲン特定が困難な食物アレルギーには要注意

そして、次に多くみられるのが食物アレルギーです。

その治療法としては、アレルゲンを普段の食事から排除することですが、食物アレルギーが疑われる症状が本当にそれによるものなのか、また、何がアレルゲンとなっているのかを特定するのはとても困難とされています。

また、日々の管理は獣医師ではなく、飼い主さんがご家庭内で行うものであるため、一緒に暮らす家族の協力を得ることも非常に大切です。

では、食物アレルギーは具体的にどのような治療を行うのでしょうか。

【猫の食物アレルギー】診断と対策は?

段ボールの中から
getty

動物病院での診断法とは?

動物病院ではまず、食事歴や血液検査の結果から、疑わしい食材を探します。

その結果を見て、体がアレルゲンと認識できないほど小さく分解したたんぱく質や、食べたことのない食材をたんぱく質として用いた療法食を与えて、かゆみが治れば食物アレルギーが強く疑われます。そして、疑わしい食材を1つずつ加えて再び症状が出たら、やはり食物アレルギーだということになります。

食物アレルギーの予防や対策は?

食物アレルギーは体質によるものなので予防が難しく、初期症状で気付くことが重要です。
かゆみや軟便などの症状が続くようであれば、飼い主さんが自己判断せず、早急に獣医師に相談をするようにしましょう。

【猫の食物アレルギー】治療中の注意とフードの選び方

ごはん食べたいな
getty

療法食以外の食べ物を与えない

食物アレルギーに対応した療法食を与えている際中に、おやつや人の食べ物といった療法食ではないものを与えてしまうと、食物アレルギーかどうか判断できなくなってしまいます。そのため、治療期間中は療法食以外、何も与えないようにしてください。

このとき、「食べもの」だけでなく、「飲みもの」にも注意が必要です。例えば牛乳にはたんぱく質が含まれているため、影響が出ることがあります。飲み物は水だけにしましょう。

また、一緒に暮らす家族全員にこのことを周知し、知らない間に療法食以外を与えてしまったり、誤って食べ物を落として、猫が拾い食いしたりすることのないよう注意してください。

療法食の使用を勝手にやめない

食物アレルギーの確定診断である試験を行うには、療法食を一定期間継続して与える必要があります。そのため、その間は療法食を勝手にやめないようにしてください。

ちなみに、診断の結果、療法食を与え続けることが推奨されるケースもありますが、どの食材がアレルゲンなのかが特定できれば、それを含まない総合栄養食を与えるよう指示されることもあります。

フードを選ぶときのポイント

食物アレルギーのフードを選ぶときは、必ず獣医師と相談するようにしましょう。

アレルゲンとなりやすいたんぱく質を加⽔分解してあるフードは、ペットショップなどでも販売されていますが、そのようなフードを猫に与える際にも、事前に獣医師に確認してください。

キャットフードの選び方と重要なポイントをチェック!

キャットフード選びの参考に!人気ブランドランキング

ゴロン
getty

では最後に、「ねこのきもちアプリ」ユーザーが選ぶ、フードブランドランキングをご紹介します。

ドライフードブランドランキング
1位ロイヤルカナン ジャポン
ロイヤルカナン フィーライン ケア ニュートリション ヘアボール ケア

毛づくろいで飲み込んだ毛を健康的に排出できるよう、最適な栄養バランスに調整されたフード。複数の食物繊維を配合し、健康的な消化管の運動を維持してくれます。猫がしっかりと噛むのに最適な大きさ、形、食感のキブル(粒)です。「ヘアボール ケア」のほかにも、さまざまな猫特有のお悩みに合わせたラインナップがそろっています。
2位ネスレ ピュリナ ペットケア
ピュリナ ワン 避妊・去勢した猫の体重ケア

主原料に新鮮なターキーを使用した、低カロリー・低脂肪設計のフード。体重管理のほか、天然の食物繊維による毛玉の排出サポート、ミネラルバランスの調整による下部尿路の健康維持サポートなど、避妊・去勢手術をした猫の飼い主さんが気になるポイントをケアしてくれます。合成着色料・香料は無添加です。
3位ネスレ ピュリナ ペットケア
モンプチ ドライ 5種のフィッシュブレンド

おいしさと栄養を兼ね備え、味にこだわる猫に人気の総合栄養食。猫が大好きなまぐろとかつお、淡白な味わいの鯛、こだわりのサーモンと小魚と、厳選した5種の食材が絶妙にブレンドされていて、猫を飽きさせません。見た目も楽しい魚形の粒や、香ばしくカリッとした食感にも注目。
4位ユニ・チャーム
銀のスプーン 贅沢うまみ仕立て

素材のおいしさをギュッと閉じ込め、栄養バランスも考えたフード。猫が飛びつきそうなかつお節&挽き小魚や、カリッとした食感のマグロ入り粒も魅力です。そのほか、天然小魚やまぐろ味フレークなど数種類の素材をミックスした贅沢素材バラエティシリーズ、子猫用、高齢猫用、食事の吐き戻し軽減フードといったラインナップも。
5位日清ペットフード
懐石4dish 瀬戸内の小魚バラエティ

嗜好性の高さと厳選されたトッピングによる飽きないおいしさで、飼い主さんからも好評のシリーズ。小魚、かつお節、かにかまなど、猫の好物を使用しています。脱酸素剤入りの小分けパックで、いつでもできたてのおいしさ。1つの箱に4種類の味が入っているので、愛猫と一緒にその日の気分で選ぶのも楽しそうです。

ランクインしたフードブランドの中には、食物アレルギー対策やアレルギー性皮膚炎対策の療法食が取り扱っているメーカーもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

人気ランキングつき!キャットフードの評価・評判の真相|獣医師監修

ランキング/2019年5月「ねこのきもちアプリ」内調査(回答者数 356人)
※掲載商品はランクインしたブランドの一例を紹介しています。


監修/徳本一義(獣医師)
へリックス株式会社代表取締役社長。大学卒業後、小動物臨床を経て、ペットフード会社で学術部門を担当。現在は、複数の獣医科大学の非常勤講師を兼任。ペット栄養学会理事。ペットフード協会新資格認定制度実行委員会委員長。
徳本先生

CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る