猫の寿命ってどれくらい? 愛猫の年齢は人だと何才? そんな疑問をもつ飼い主さんも多いのではないでしょうか。そこで今回は、猫の年齢を人の年齢に換算した「早見表」とともに猫の寿命について解説。愛猫に長生きしてもらうためのコツもあわせてご紹介します。
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生後1年でもう大人 猫の年齢を人の年齢に換算してみよう
猫の年齢を人の年齢に換算すると、どれくらいなのでしょうか。年齢の換算方法には諸説ありますが、ここではペットフード協会が発表したデータをもとに作成した「人の年齢で換算した猫の年齢早見表」をご紹介します。
【人の年齢で換算した猫の年齢早見表】
猫 | 人 | 猫 | 人 |
---|
1カ月 | 5~6カ月 | 6才 | 40歳 |
3カ月 | 2~3歳 | 7才 | 44歳 |
6カ月 | 14歳 | 10才 | 56歳 |
1才 | 18歳 | 13才 | 68歳 |
2才 | 24歳 | 15才 | 76歳 |
3才 | 28歳 | 18才 | 88歳 |
4才 | 32歳 | 20才 | 96歳 |
5才 | 36歳 | 長寿38才 | 170歳 |
猫の年齢が2才以上の場合、人の年齢への換算は以下の式で求められます。
人に換算した場合の年齢=24+(年齢-2)×4
猫の平均寿命は?老化はいつから?
猫の平均寿命は約15才
猫の平均寿命は約15才といわれています。これは人の年齢に換算すると76歳くらいということになります。ただし、算出のもととなったデータには若い年齢で亡くなった猫の事例も含まれているため、この15才という年齢は実情よりやや低めに設定された数字であると考えられています。また、獣医療の進歩や食生活などの生活環境が改善された現代では、猫の平均寿命は今後さらに延びることが予想されます。
ギネス最高記録に登録された長寿猫の年齢は38才!
これまでに世界でもっとも長生きした猫は、なんと38才だったのだそう! これは人の年齢に換算すると約170歳ですので、驚くべきご長寿といえるでしょう。
ちなみにこのギネス世界記録に登録されているご長寿猫は、アメリカ・テキサス州の「クリーム・パフ」という名前のメス猫で、1967年8月3日から、2005年8月6日まで、38才と3日も生きたそうです。
猫の平均寿命は、10~15才、7才からシニア期と考えることが多いことを踏まえると、この記録のすごさがわかりますね。
愛猫に長生きしてもらうためのお世話のポイント
愛猫に元気で長生きしてほしいというのは、すべての飼い主さんの願いですよね。そこで、愛猫に長生きしてもらうために飼い主さんができることをご紹介します。
ささいな変化も見逃さない!毎日の健康チェックとケアを
食欲や排せつの状態など、愛猫の様子を日々観察するようにしましょう。少しでも異変を感じたら、早めに動物病院を受診してください。また、日々のケアも大切です。シニア猫になると歯周病などの口腔内トラブルが増えてきますので、若いうちから歯磨きを習慣にできるといいでしょう。
年齢に応じた適切な食事と運動を
食べさせすぎは肥満や病気の原因に。適切な量の食事と水を与えること、適度な運動をさせることが猫の健康を保つうえで非常に重要です。また、運動量が不足すると猫にとってストレスになりますので、キャットタワーを設置するなど上下運動ができる環境を整えてあげましょう。
猫は人よりも成長のスピードが早く、その寿命も人よりも短いものになります。愛猫が1日でも長く幸せに暮らせるよう、日々の健康管理を心がけてあげたいですね。
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/terasato
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。