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【獣医師監修】子猫のお風呂はいつから?嫌がる時の対処法も!

今回は、子猫を初めてお風呂に入れる時期や苦手意識を軽減するための事前準備、また、シャンプーの手順やすすぎ、乾かし方を解説します。嫌がる子猫を慣れさせる方法や子猫を保護した場合の注意もあわせてご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

いつからOK?子猫をお風呂に入れる前にすることとは

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子猫をお風呂に入れる時期

産まれてすぐの子猫は免疫力が低く、お風呂に入れると体調不良を引き起こす恐れがあります。そのため、子猫は最初のワクチンが済んでからお風呂に入れるのがベスト。しかし、子猫は「水が苦手」といれているので、初めてお風呂に入れる前はさまざまな準備が必要です。まずは、お風呂に入れる少し前からやっておきたいことをご紹介します。

お風呂場を解放する

子猫は自分のテリトリー外へ行くと警戒態勢に入ります。そして普段から出入りできないお風呂場は、子猫にとってのテリトリー外。まずは、お風呂場のドアを解放して、子猫が警戒しない場所にしてあげましょう。ただし、浴槽に水をためている場合は、落下の恐れがあるので危険です。立ち入らせないように気を付けてください。

スキンシップをたくさん図る

シャンプーをするときは、優しく押さえたり足を持ったりと、子猫にたくさん触れることになります。普段からたくさん触れ合っておくことで、人に触られることに慣れさせておきましょう。

シャンプーグッズに慣れさせる

嗅ぎなれない猫用シャンプーの香りや見慣れないブラシは、子猫にとっての警戒対象になります。そこで、普段から猫用シャンプーの香りを嗅がせたり、ブラシを子猫が見えるところに置いたりするのがポイントです。見慣れたグッズを使用すれば、子猫の警戒心を弱めることができますよ。

子猫をお風呂に入れる直前に行うこととは

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さて、事前の準備が整ったら、今度は直前にやっておくべき準備をしましょう。お風呂に入れる日には、以下のような事前準備が必要になります。

【子猫のお風呂前に】健康状態の確認

子猫をお風呂に入れる前には、必ず健康チェックをしておきましょう。食欲や排せつ物、行動、皮膚の状態など、いつもと少しでも違ったら、お風呂に入れるのは延期してください。さらに様子が気になる場合は、獣医師に相談するのも大切です。

【子猫のお風呂前に】爪を切る

生後1ヶ月程度の子猫の爪は、ほとんど出た状態です。お風呂に入れる際に子猫が暴れまわると飼い主さんをひっかく恐れがあるので、子猫の爪の下部分1/4程度を切ってからお風呂へ入れると安全です。

【子猫のお風呂前に】ブラッシング

毛のもつれをほどいたり抜け毛を取り除いたりと、ブラッシングで毛の流れをなめらかにしておくとシャンプーの泡がなじみやすくなります。お風呂時間の短縮にもつながるので、優しくブラッシングしておきましょう。

子猫をお風呂に入れよう!コツや注意事項は?

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これで事前準備はバッチリです。では実際に、子猫をお風呂に入れてみましょう。ここでは、基本的な手順と目安時間をご紹介します。

【子猫のお風呂手順】①濡らす(約5分)

まずは猫の体を濡らします。猫が嫌がりにくいのは背中なので、後ろからゆっくり人肌程度(35℃前後)のお湯をかけましょう。次に、前足を持ち上げてお腹を濡らします。こうして体全体を濡らしておくと、大きな汚れが落ちて毛の根元までお湯が行きわたるので、シャンプーの泡立ちがよくなります。

また、シャワーノズルを子猫の体に直接当てると、水の音や水しぶきも抑えられるので、子猫も嫌がりにくくなりますよ。

【子猫のお風呂手順】②シャンプー・すすぎ(約10分)

シャンプー剤を手に取って、子猫の背中から洗っていきます。泡が皮膚まで届くように、ときどき毛並みに逆らって泡をなじませてください。濡らすときと同じように、お腹は前足を持ち上げて洗い、お尻を洗うときは片手で首下を支えて洗いましょう。顔周りはガーゼなどを使って優しく洗います。

シャンプーが終わったら、濡らすときと同じ要領ですすぎます。足の付け根部分に泡が残りやすいので、重点的にすすぎましょう。

【子猫のお風呂手順】③乾かす(約30分)

すすぎ終わったらその場で軽く水分を絞り、タオルで全身を拭きます。顔が濡れていることを嫌がる子猫も多いので、顔から拭いてあげましょう。ドライヤーの場所へ移動したら、タオルを替えて改めてタオルドライをします。しっかりと水分が拭き取れたらブラシで毛を分け、根元から熱くない風をあてるようにドライヤーで乾かしましょう。その際は、一番弱風(静音)を選ぶのがおすすめです。

お風呂を嫌がる子猫には工夫をしよう!

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初めてのシャンプーに挑戦したけど、やっぱりお風呂は苦手みたい…。そんなときは、ちょっとした工夫で苦手を克服させてあげましょう。

濡れタオルで練習する

子猫は、顔と足先が濡れることを嫌うケースが多いです。この場合は、ゆるま湯で濡らしたタオルで足と顔を拭いてみましょう。これを繰り返すことで、水への抵抗を軽減することができます。

エリザベスカラーで顔をガード

シャンプーが嫌で、飼い主さんに噛みついてしまう子猫もいます。そんなときはエリザベスカラーを活用してみましょう。噛みつきを防ぐだけではなく、子猫の顔も濡れにくくなりますよ。

シャワーノズルに布をして音や水勢を軽減

シャワーの音は猫にとって聞きなれない音です。浴室では大音量で聞こえることもあるので、シャワーノズルにハンドタオルをかけて音と水勢を軽減してあげましょう。散水口が見えなくなるという点でもおすすめです。

洗い流し不要の泡シャンプーを使うのも手

どうしても子猫をシャンプーするのが難しいという場合は、洗い流し不要のシャンプーを使ってもよいでしょう。すすぎ不要な「泡シャンプー」やサッと拭くだけの「シャンプーシート」などさまざまな種類があります。ただし、洗浄力は通常のシャンプーよりも劣ります。毛や皮膚の清潔を保つためには、状況に応じてプロの手を借りるのも大切ですよ。

子猫を保護するなどイレギュラーな場合は動物病院へ

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「体の汚れた子猫を保護した」というケースも少なくありません。この場合、早くお風呂に入れてきれいにしてあげたいところですが、野外にいた猫はノミやダニなどの寄生虫に感染している恐れがあります。また栄養不足などで弱っていることも多く、お風呂よりも体力の回復を優先する方が大切です。

子猫を保護した場合、まずは動物病院で診察を受けましょう。獣医師が「お風呂に入れてOK」というまでは、シャンプーシートやタオルで体を拭く程度にとどめておくのがベターです。
「子猫をお風呂に入れるのはよくない」といわれることがありますが、毛づくろいのできない子猫が自分の体を清潔に保つのは難しいことです。そのため生後1ヶ月が過ぎたら、健康状態を確かめながら風呂に入れてあげましょう。その際はぜひ、今回ご紹介した情報を参考にしてくださいね!
参考/「ねこのきもち」2017年8月号『トライするなら今です!メリットいっぱい サマーシャンプーしちゃお☆』(監修:ちば愛犬動物フラワー学園 講師 花島秀俊先生)
   ねこのきもちWEB MAGAZINE『苦手な猫にも!夏は思い切ってシャンプーにトライしてみませんか?』(https://pet.benesse.ne.jp/topics/cat/topicc1_cat201708_shampoo.html)
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

「ねこのきもちSTORE」が選ぶ オススメ商品ランキング

いかがでしたか?愛猫へのシャンプーのコツをつかんで上手なお世話ができるといいですね!
最後に「ねこのきもちSTORE」が選んだオススメ商品をランキング形式でご紹介します。
ぜひ今後の商品選びの参考にしてみてくださいね。
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