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成猫の食事の与え方~猫の食事・水(4)

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成猫期は肥満に要注意。加齢を早めない栄養管理をしましょう。

猫は成長が止まって大人になる1才からシニアの入り口と言われる7才までの間が、「成猫期」と言われています。成猫期、肥満に注意して加齢を早めない栄養管理が大切になります。

成猫期は、体重管理をして食事量や内容をコントロールしましょう。

成猫期(成熟期・維持期)とは、成長が止まってから平均寿命のおよそ半分までの期間で、猫では1才〜7才くらいとされています。この期間は変化が少ないように思えますが、この時期の栄養管理が悪いと健康に影響を及ぼすばかりか、加齢を早めることになります。
 特に避妊・去勢をするとそれまでより必要なエネルギー量が減るため、肥満の予防はこの時期の重要ポイントです。定期的な体重測定をし、体重が増えてきたら獣医師に相談しましょう。食事の量や内容のコントロールのほか、上下運動ができる場所を確保するなどして、適度な運動をさせることも大切です。
成猫期の健康管理が適切だと、愛猫は高齢になっても元気に過ごせます。

成猫期は加齢に個体差が出てくる時期。かかりやすい病気も知っておきましょう。

愛猫の健康のために、かかりやすい病気と栄養素の関係を知っておきましょう。
乾燥地帯での生活をルーツにもつ猫は水をあまり飲みたがりません。また下部尿路疾患のリスクが高いので、水をいつでも飲めるようにすることが大切です。特にこの時期に多いストルバルト尿路結石症を避けるには、リンとマグネシウムの量の適度な制限が必要です。
猫の死因として多い慢性腎臓病が進行していた場合、リンやたんぱく質の過剰摂取が症状を悪化させることがあります。自己流の手作り食や偏った肉食を続けることは避けて、栄養素がコントロールされた総合栄養食を与えるようにしましょう。
健康寿命には歯も大切ですから、歯石の沈着に留意したフード選びも重要です。

高齢期に、健康で長生きをしてもらう栄養管理のポイント。

加齢に伴う変化が外見や体の機能に現れてくる時期を、高齢期(シニア期)と呼びます。
猫では一般的に、7、8才以降を指しますが、個体差も大きいものです。
寿命は年々延びていますが、高齢期は病気になりやすい時期です。
高齢期の栄養管理で大切なのは、加齢を遅らせて、高齢になるとかかりやすくなる病気を遠ざけることです。もし病気になった場合には、病気の進行を最小限にとどめるために、病気の特徴に沿った栄養管理が必要になります。
安全で快適な室内飼いが進んで、20才以上まで生きる猫も珍しくなりました。栄養面からも飼い主さんがしっかりバックアップしてあげましょう。

高齢期には、「高齢期用のフード」を与えましょう。

高齢期の猫はじっとしている時間や寝ている時間が増え、活動的ではなくなります。筋肉量が減少し、基礎代謝も低下してきます。このため、1日の必要摂取カロリーは成猫期に比べて減少します。これまでと同じフードを同じだけ与えていては肥満になりやすいので、脂肪の割合などが抑えられた高齢期用のフードへの切り替えが必要です。
ただし、さらに年をとると食べる量が減ったり、消化吸収能力が衰えてきたりすることがあります。その場合には、エネルギー効率のよい脂肪を適度に含んだ消化のよいフードのほうが合う場合もあります。愛猫の体の状態に応じて、獣医師の判断も仰ぎながらフード選びをしましょう。

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