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猫の食事・水の基本~猫の食事・水(1)

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猫が生きていく上で大切なものの1つが「食事」です。猫にとって一生にわたって生命や健康に深く関わるものです。猫の健康に直結するので、一定の食欲をキープできるよう、配慮したいですね。そのためには、個体や年齢に合った、猫が好む質のよいフードを、毎日決まった時間に適量あげることで愛猫の健康な体の基礎を作りましょう。

それぞれの年代に合ったフード選びで健康なカラダを作ってあげましょう

子猫期、成猫期、高齢期それぞれで必要なフードの栄養の量ややエネルギー量が違います。
まず、フードはゆっくり食べさせるのが基本です。猫の体に負担をかけず、スムーズに消化させるようにしましょう。一気食いする猫には、消化しやすいように、1日のフード量を変えずに、小分けをして与えるといいでしょう。また早食いを防止するフードボウルやおもちゃを使ってみてもいいでしょう。ドライフード、ウエットフード、それぞれのメリットや特徴があるので、使い分けられるように、両方を食べることに慣れさせましょう。2カ月までの子猫は離乳食の切り替え方も参考にしてください。

【子猫期1】 生後すぐ~2カ月 生後間もない子猫はミルクから始めます。

生まれて間もない子猫は、ミルクから始めて体重が500gになり犬歯(乳歯)が生えたら、フードに移行する時期です。練りミルクから徐々に固形物を増やし、子猫用ドライフードにします。子猫は自分で必要なだけ食べるので、量は適宜でかまいません。また、この時期に肉も魚も入った離乳食を食べさせると、偏食予防につながります。食べることを嫌がる子猫は少量を指で口に付け、慣らしてあげましょう。
乳飲み子猫へのミルクの与え方については、こちらを参考にしてください。

「乳飲み子猫を迎えたら」

【子猫期2】 生後2カ月〜1才前後 「子猫期用フード」を食べさせましょう。

急激な成長を助けるため高たんぱく&高カロリーの食事を与えましょう。
子猫期は急激に成長する時期です。それを助けるため、筋肉をつくるたんぱく質と、歯・骨など身体の形成に関わるミネラルが多く必要です。そのためドライフードで100g当たり380〜440kcalと、成猫用より10%程度高い代謝エネルギーになっています。ちなみに子猫用ドライは食べやすいように粒が薄めか小さめがおすすめです。
 生後6カ月を過ぎると成長がゆるやかになりますが、まだたんぱく質が多く必要な時期です。1才までは基本的には高たんぱくの子猫用フードを与えましょう。1才からは成猫用に切り替えてください。ただし去勢・不妊手術後は太りやすい傾向にあるため、体重増加が気になったら獣医さんと相談して、早めに成猫用に切り替えてもいいでしょう。
成長期は、少ない量で、成長に必要なエネルギーと栄養がとれるものを選ぶのがポイントです。

【成猫期】 1才前後〜7才前後 それぞれの愛猫に合った「成猫期用フード」を食べさせましょう。

体重維持のため、エネルギーと栄養を調整しましょう。
成猫期用のフードはたんぱく質、脂肪、ミネラル、ビタミンなど、猫に必要な栄養をバランスよく含んでいます。体重維持が目的なので、ドライフードの代謝エネルギーは、子猫用よりも少ない100g当たり350〜430kcal前後が一般的です。毛玉対策や肥満予防など+αの機能付きフードもあります。
避妊・去勢をするとそれまでより必要なエネルギー量が減るため、肥満の予防は成猫期の重要なポイントです。

【シニア期】 7才~ 運動量減に合わせてエネルギーと栄養を抑えましょう

7〜8才過ぎから多くの猫の場合、基礎代謝が下がり運動量も減る一方、食欲はあまり変わりません。そのため脂肪を抑えてカロリーを配慮していたり、胃腸の衰えを考えて、消化吸収のいい原材料が使っていたりするフードを選びましょう。ドライフードの代謝エネルギーは100g当たり340〜410kcalです。また、11才~の、ハイシニア用フードなども出ています。
シニア期は、消化がよく、臓器に負担をかけず体重管理ができるものを選ぶのがポイントです。

ドライフードとウエットフードの特長を知って使い分けましょう。

猫のフードには形状の違いで主に、水分量が少ない「ドライフード」と、やわらかく水分を含んでいる「ウエットフード」の、2種類があります。それぞれのメリットを活かせば、愛猫の体調を整えるお助けアイテムになります。
「ドライフード」は製造過程で素材を細かくしているので消化しやすいものが多いのが特長です。水分量が少なく、栄養が凝縮されているので、食の細い猫でも、少量から必要な栄養とエネルギーを摂ることができます。乾燥しているので密閉していれば比較的保存がききやすいのもメリットです。一方、80%が水分の「ウエットフード」は、ドライフードと同じエネルギーを摂る場合、水分でかさが増していて食べる量が多くなるので、ドライフードよりも満腹感が得やすく、食欲旺盛の猫向きといえるでしょう。
日常的に与えやすい「ドライフード」では食い付きがよくないときには、嗜好性の高い「ウエットフード」をプラスするのもいいでしょう。「ドライフード」と「ウエットフード」ともに、総合栄養食であれば、1日に与えるエネルギー量の範囲内で、好きな割合で混ぜてもOKです。また、飲水量が少ないときには「ウエットフード」を与えて水分を摂れるようにするなど、体調の変化に合わせてフードの種類を使い分けましょう。

ペットフードの保存は、「開封したら傷まないように保存を。開封前も気をつけて」

フードの保存は、開封したら傷まないように気を付けましょう。 未開封のペットフードは、直射日光が当たらず、温度変化の少ない場所に保存。賞味期限内に使い切りましょう。
「ドライフード」は、湿度の高い場所で保存をすると、微生物やカビなどが繁殖しやすいので避けてください。また脂肪酸などの成分が酸化しやすいので、開封したらできるだけ空気が残らないように、しっかりと封をして冷暗所で保存しましょう。結露をしてカビが生えるおそれがあるため、冷蔵庫には入れないでください。「ウエットフード」は、開封後に傷むのが早いのが特徴です。1回で使い切れないときは冷蔵庫で保管し、2~3日中に使い切りましょう。やむを得ない場合には冷凍保存してください。

●ウエットフードの保存の仕方
別の容器に移し替えてすぐ冷蔵庫に保存。2~3日中に消費しましょう。やむを得ない場合には冷凍保存してください。
●ドライフードの保存の仕方
直射日光が当たらず、温度変化の少ない場所に保存しましょう。冷蔵庫に入れると、結露でカビが生えることがあります。

フードは目分量でなく、きちんと量って与えましょう。

目分量でフードを上げていると、カロリーオーバーによる肥満や、栄養不足の恐れがあります。フードのパッケージの表示をよく見て、愛猫の体重に合った給与量を量って与えましょう。成猫では体重が維持できいればそれが適量です。体重の増減があったら、フードをほんの少しずつ加減してみましょう。毎日与えるフードは、少量でも重さがわかりやすい「デジタル計量器」を使うと便利です。詳しくは、以下の中で紹介しています。

「猫のグッズを揃えよう」

主食フードを選ぶときはパッケージ表示をチェックしましょう

子猫期に始まって、成猫期、高齢期と一生にわたって愛猫の健康を支えるには主食フード選びが大切です。これから紹介するパッケージの項目を確認して、愛猫に合ったものを選んでください。
●「総合栄養食」かどうか。
●年齢や目的が愛猫に合っているか。
●エネルギー量が愛猫にあっているか。
●マグネシウム量が配慮されているか。栄養成分にあるマグネシウムの量が多すぎると、尿石症などいわゆるオシッコの病気の原因になることも。低マグネシウムのフードなら安心です。
●肉や魚が原材料の上位に記載されているか。
●賞味期限はいつまでか。

猫のフードの切り替え方は 「フードを替える時は、1週間で、1週間ほどかけて徐々に」がポイント。

子猫時代にいろいろな味、形状のフードに慣れた猫でも、成猫になっていきなりフードが替わると、食い付きが悪くなったり、下痢や嘔吐を起こしたりすることもあります。フードの切り替えは1週間ほどかけて、「食べ慣れたフードに新しいフードを混ぜて」徐々に替えていきます。1日ごとにこれまでのフードを「7分の1」ずつ減らしていき、新しいフードを「7分の1ずつ」割合を増やしていき、1週間後、新しいフードに切り替わるようにしていきます。

猫目線で叶えてあげたい食事のこと

●毎日新鮮なフードと水をあげましょう
猫は自然界でも腐った肉や水を避ける、食事の新鮮さに敏感な動物です。
開封したフードは密閉して劣化を防ぎましょう。飲み水は、毎日最低1回は交換しましょう。

●食事はトイレから離れた場所で
もともと猫はニオイで自分での居場所が敵にさとられないように、排泄場所では食事をしない習性があります。飼い猫でもトイレのそばではニオイを嫌がって食べないことがあるので、なるべくトイレから離れた静かな場所で食事をさせてあげましょう。

●食べやすい工夫をしてあげましょう
食事台があると猫は自然な姿勢で食べられ、足腰や胃への負担を軽減できます。フード容器は猫の食べ方に合わせたものや、ペルシャなどの平べったい顔に対応したものなど、愛猫の特徴に合ったタイプを活用するのも手です。

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